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□Child
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音楽がながれるなか、ジェイドに手をひかれ、ティアがバージンロードを歩いてくる
「ティアきれいですわね。ガイ」
「ああ、そうだな」
「ティアさん、女神さまみたいですの」
「そうですわねミュー」
「はいですの」
ジェイドの手をはなし、ルークの待つ場所へと階段をティアが一歩ずつのぼっていき、ルークがその手をとると音楽がなりやみ、アニスが誓いの言葉をのべる
「ルークフォンファブレ、汝はメシュティアリカを生きる意味とし、汝がすべてを捧げともに歩むことを誓うか」
「はい、誓います」
「メシュティアリカアウラフェンデ、汝はルークを生きる意味とし、汝がすべてを捧げともに歩むことを誓うか」
「はい、誓います」
「その誓いまもられれば、ローレライは汝等に加護をあたえるであろう。では、誓いをたてよ」
ルークとティアがみつめあい、どちらかともなく唇を重ねる。すると会場中から歓喜の声がこだまする
「ありがとうルーク」
ティアの瞳からは、涙の粒が落ちていた
「こちらこそありがとうティア」
再び唇が重なる
「おめでとう二人とも」
「ありがとうアニス」
「ルーク、ティアをなかせたらアニスちゃんが許さないからね」
「ああ、わかった」
二人は手をとりあい、階段をくだっていく。それを、仲間達が歓喜の声でむかえる
「おめでとうございますティア」
「ありがとうナタリア」
「幸せになルーク」
「ああ、二人にまけないようがんばるよ」
「今日は、素直にいわってあげますよルーク」
「ありがとうジェイド」
仲間達から祝福されながら、教会の扉をひらけば、そこには世界中からたくさんの人たちが二人を祝福するためにきてくれていて、二人は心のなかからよろこんだ
「幸せになろうなティア」
「ええ」
待っていた馬車にのり、バチカルを二人はまわった