Fourth Book
□神槍
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アルヴァニスタ
「閣下やミラルドさまがいなくなったいま、我が国は指導者を即急に決めねばならない。このけ……」
議場に荒々しい息で、兵士が現れる
「何事だ」
「いますぐ、退去を、イスパニアが我が国に攻め込みました」
「……その程度で、なにを、防衛軍をだせばよかろう」
「首都防衛軍は、既に壊滅し、大将ソレイダム将軍は共に討ち死にされました。自分は、ソレイダム将軍から、このじじ……」
「ふっ、すばらしい活躍だったよ。名も無き兵士君」
報告していた兵士の胸を、黒刀がつらぬき、刺したであろう男の後ろには、イスパニアの兵士がつらなっていた
「漆黒のカレールか」
どよめくなかでも、冷静にいた女がカレールをみていう
「あなたは……その桜色の髪、七武聖の一人、桜花ルーチェ・パークライト」
「古い名を知っているわね」
「大陸を駆け、この国を巨大国家にしたあなたを知らぬものはいませんよ」
「……ダオスは元気かしら」
「ええ」
にっこりと、笑っているが空気は張り詰めていた
「デーモンズランス」
カレールが、議場を吹き飛ばす