BOOK2

□月光*
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いわれるがまま何度も内壁を掻き回され、

前立腺にミノの指が触れると、いやでも自分のが勃起した。


ミノ「気持ちいいんだ?」


テミン「ま、待って・・ソレっ・・!」


ぐにぐにと押される内壁から伝わるのは、得も知れぬ快楽で。

びんびんになった自分のものに対処ができなくて困っている。


テミン「に、兄さん・・ちょっと待ってこれ、どうすればいいの?」


片手でぶんばってみてもすぐにバランスを崩しそうな体勢で、テミンは細い腕をよろりとさせてミノにしがみ付いた。


ミノ「テミン、別に、イきたければイっちゃいな?」


テミン「え、ちょっ、どうやって?!」


擦られずにイクなんてはじめてで、

テミンはどうしていいかわからずに戸惑う。


ミノ「もっとおれだけのことかんがえろよ」


テミン「待っ・・・・ッンゥ・・っ」



強引にキスをされて言葉を遮られると、


くちゅくちゅと口内をまさぐられて、ミノはあっという間に下を擦っていた指の動きを早くする。


内壁を擦られるだけで女の子みたいにイけるわけがない


・・と、思っているのに。快楽はどんどん押し寄せてくる。




テミン「・・・ッあっ・・・だ、め、ィクッっ!」



後ろの穴を攻められて勢いよく飛び出したのはたしかに精液で。


テミンはハァハァ、と肩で息をした。


ミノ「いけた?」


くすくす笑いながら、ミノはまだ前立腺を弄くってる。


くったりとした僕のものが、前立腺を引っかかれるたんびにヒクン、ひくん、と頭を持ち上げる。


テミン「兄さん、」

ミノ「ん?トコロテンしてあげようか?」

テミン「は?」


目を瞬かせる間もなく、ミンホ兄さんがぐい、とさらに奥まで指を押し込む。


テミン「・・ひゃっ・・ぁッ!」


思わず声が上ずり、女の子みたいな声が出る。


ミノ「前立腺の上にある精嚢を刺激すると、溜まってた精漿がどろっと出てくるの」


テミン「せ、説明はいい・・ぃいから・・ちょ、ちょちょっ・・!ι」


奥まで深く挿入したミノの指が、前立腺も擦りながら指の先を折り曲げて精嚢をぐいぐい指の腹で刺激する。



ミノ「まだ残ってるね、」


テミン「あっ・・・やっ・・・ちょっ・・ぁ・・!」



もはやどんな声を出しているかなんて気にしていられない。

悲鳴をあげるような甲高い声をだして、


テミンは必死にその細い腕でミノの動きを止めようとした。


だけどそんなの敵うはずがなくて。




テミン「ひゃっ・・・っぁあ・・・あーー・・・ッ!」




がりがり擦られる内壁に頭が真っ白になる・・・瞬間



テミン自身の先端から、どろり、とねっとりとした精液が、溢れるように零れだした。



ミノ「ふふっ・・・・」


ゆっくりと、ローションでべったりになった指を引き抜き、ミノはそのぐずぐずになったあそこから出した指を、糸を引くように指を開いてテミンに見せた。


テミン「・・・・す、すごい、ね・・」

ミノ「テミンが凄いんだよ?」


はぁはぁと肩で息をしながらも、テミンの焦点はまだ合わない。


とろりとした視線を泳がせて、


自らの体を汚すいつも以上の量の白濁に、ぐったりとカラダをベッドに沈ませたままミノの方をぼんやりと見つめる。


それはでも熱い視線で。

ミノはふっ、と優しく微笑むと、テミンの額にキスを落とした。






ミノ「さ。今度は触ってあげようか?」




ミノの反対側の手が伸びて、テミンのゆるく勃ち上がったそれに触れる。



テミン「・・えっ・・ひゃ、っあ・・だめっ・・・まっ、てッ!」



止める間もなくそれを握られて、敏感なテミンのからだはビクビク震えた。



ミノ「ははっ・・、全身性感帯だ?」



いたずらに笑うミノに見つめられて、テミンは目から涙を滲ませた。



赤いうさぎのような眼をしたテミンに、啄ばむようなキスをすると、そのまま下にさがって小さな乳首舐めるように舌を這わせて、起ち上がったそれを甘噛みした。



テミン「あっ・・・やっ・・・だめ、兄ッ・・さんっ・・!」


ミノ「いい、の勘違いでしょ?」



左手で掴んでいたテミンのものを深く握り直し、ゴシゴシと手の中で摩擦を繰り返す。


後口に入れっぱなしだった指で前立腺を引っ掻き、

むりやり勃たせたテミンの前を、自分の手の中で扱く。



テミン「・・あっ・・・・ぁっ・・あっあ・・・ゆるして・・・もっ・・ぅっ・・」



大きな眸から涙が零れ落ちる。


自分を掴む細い腕が震えているのを確認し、ミノは満足げに微笑んで、



テミンのを扱きながらキスをして口を塞いだ。




ミノ「(・・・・・テミナ、かわいい・・・)」



テミン「あっ・・っぁ・・・あっ・・・・も、おかしくな、るっ・・・!」



眸から涙を振り飛ばして、

ぶるっ、とからだを震わせたテミンが、絶頂をの果てを迎える。




どくん、どくん、とミノの手の中で脈打つそれが、


透明な液体をシーツに溢して震えた。





 ・・・
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