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□夢の中まで
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ゆいとさんへ★ツイリク

宗明

※性的な表現があります※


『夢の中まで』




「ねえ…アキラちゃん…気持ちいい?……」

「ん…ッ、きく…な…ッ、、」


いつも前川は余裕の笑みを浮かべて俺の自身を口淫し、
満足そうに問いかける


実際、
経験のない俺は口淫されるのも体を重ねるのも初めてで…

それを知ってか知らずか解らねえが、前川は俺に自らの口淫を強要しない。

つまり、
俺は…前川の…口淫したことがない。


自分ばかりが気持ちよくなるのも釈だし、良くして貰った貸しは返すのが男だ…

だから、

俺も…前川のを…舐めたり…したほうがいいのか…なんて事ばかり…考えてる…


「ん…?アキラちゃん…気持ちよくない…?今日はなかなかイカないね?なに…考えてるの?」

「…バカッ…くわえながら…喋んな………ッ…、ん…ッ、、」

「ふふっ…アキラちゃん…可愛い……ッ…チュ……」

「あ、ああッ…、前川……ッ…、、、」

「ん…、イッていいよ…」




なんてことだ…
また前川のペースに乗せられてイッてしまった…


ゴクリ…と俺の精液を飲む音

口元から垂れる汁がなんとも恥ずかしい気持ちにさせる



「はあッ…はあッ…、、バカ…なんで飲むんだよ……」

「アキラちゃんの全てが欲しいから」

「…ッ…!!」

「ははっ、アキラちゃん真っ赤になってる…!可愛いなぁ……」


そのまま前川は行為を続行させる

指でまんべんなく丁寧に掻き回して、
まるで俺が俺じゃなくなるような…快感が押し寄せてくる…

身体中にキスの雨

赤い標を沢山残して

俺が痛くないよう
丁寧に、
丁寧に抱く


「そろそろ…いいかな……」

「……あ、」


前川がゴムを付けようとしていた瞬間、俺は腹を決めた


「ん?なに…アキラちゃん…?」

「あ、あのよ……いつも俺ばっか……良くして貰って……、だから、そのっ…俺も…頑張って…前川の…を……口で…………。」

「…………。」

「……なんで黙るんだよ」

「ぷっ、はは!アキラちゃん、やっぱ可愛いわ…!!」


前川はクスクスと笑いながら、自らの自身にゴムをつけ始めた。


「あ…!俺が…!!」

「アキラちゃん…俺はね、充分気持ちいいんだよ♪アキラちゃんとこうしているだけで…いつも…」

そう言ってギュッと抱きしめられると…もう何も言い返せなかった


結局、
そのままいつものように優しく抱かれて俺はまた達してしまった



************


「……前川、なんで俺にしゃぶらせねーんだよ」

「ん?んー…俺はね、アキラちゃんの嫌がる事は強要しないの」

「べつに…今は……」

「ふふっ、別に今は…なに?大丈夫?ねえ?アキラちゃん!」

「わ…!バカッ…抱きつくな…!まだ腰が痛ぇんだよ…!!バカッ……くすぐってえ……!!」


前川は俺の腰に抱きついてすりすりと甘えてきた

こういうのも悪くない
前川がいいと言うならこのままずっと一緒にいてやってもいいか…

腰を優しく擦るその手が温かくて思わずうとうとと睡魔に襲われる

耳にキス

「おやすみ、アキラちゃん…好きだよ」

夢の中まで聞こえた気がした



end

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