request

□ホラーナイトラバー
1ページ/1ページ

結衣さんへ。


世良×アボ
ホラー映画を観た後に怖くて眠れなくなったアボ、それを悟った世良の行動は…。
リクエストありがとうございました♪




性的な表現があります。ご注意を。





『ホラーナイトラバー』



雨の日曜日。

特に予定もなかった俺達は、映画でもレンタルするか…という事になり、
直樹と二人で新作映画をレンタルした。

と、
言っても映画に詳しくない俺は「直樹が観たいやつでいいよ」と言って店を出た。


直樹の家に着いて、早めの夕食を食べて、先程借りたDVDを再生する。


「どんな映画だよ?」

「ん?アボ、これ知らねーの?すっげぇ話題作だったんだぜ?ホラー映画だよ…」

「ホッ…ホラー…!?」

正直、ホラー映画だけは苦手だった。
まぁでも一人で観る訳じゃねえし…話題作ならそんなに怖くねえだろ。


なんて思ってたのも束の間、

オープニングから激しいスプラッターシーン。


「うわぁあああああ!!!」

「…ん?」

「あ…いや、びっくりしただけだ…」


その後も目を覆いたくなるような血しぶきやグロテスクな場面が続いた。

ようやく2時間後、
映画が終わり俺は恐怖のあまり憔悴しきっていた。



「なかなか面白い映画だったな…!なぁ?アボ…」

「………………。」

「アボ?大丈夫か?」

「ふえっ…?あ、ああ…うん…」


DVDを見終わって、
今夜は直樹の家に泊まることにした。


「アボ、そろそろ寝るか…?」

「ああ…あの、うん……」

先程のスプラッターシーンや、いきなり表れる恐ろしい人物がちらついて頭を離れない。
身震いが止まらなかった。


やべえ…トイレに行きてえ…



「ん?アボどうした?そわそわして?」

「あ、ああ…いや…あのトイレに…」

「ああ、行ってこいよ!」

「……へっ?」


そうじゃなくて!!
着いてきてほしいんだよ…!!
直樹のやつ…!

渋々、トイレに猛ダッシュして用を済ませた。

部屋に戻ると、ベッドにはもう直樹が寝ていて俺は直ぐ様、隣りに潜り込んだ。



目を閉じると思い出すあの恐怖の映像…


「…怖くて寝れねえ」


外でガタガタっと物音がした。


「うわぁあああ!!」

「ん……?なんだよ?どうした?」

「なっ…直樹…!外になんかいるっ…ガタガタって!!」

「あぁ…風が強いから雨戸だろ?」

「さ、さっきの殺人鬼とかじゃねえよな?」

「……あ?ははっ…んなわけねーだろ」


ふるふると震える俺を直樹は、何かを察したのかきつく抱き締めてきた。



「ほら…これで怖くねーだろう?」

「う…あ…ああ…」


駄目だ…まださっきの殺人鬼や血しぶきが頭が離れねえよ…!


「…アボ、」

「ん…?」

「…仕方ねぇな、怖いのを無くしてやるよ…?」

「直樹…?」


突然、
直樹の唇が重なり舌でそっと口のなかをこじ開け、片方の手は服の中へと滑り込んできた。

息が出来ない位の熱いキス

舌と舌が絡まって頭はもう真っ白だった
そうこうしているうちに、服の中の手は容赦なく胸の飾りを弄りだす。



「…ッ…、あ…ん、やッ…、、、なお…き…ッ…、」

「アボ…ここ攻められんの…好きだよな…?」

「やッ…、そこばっか…あッ…ん、、、」


チュッと胸に赤い痣を吸い付けて、やがて唇は下半身へと下降する

するり、とスェットパンツと下着をずらして既に硬く勃ちあがったそれを直樹は口に含んだ





「……ッ…は、あッ…、、」

「ん…?アボ…気持ちいいか…?」

「あッ…、う…ん…いい…ッ…」

「こっちも…弄ってやっからよ…」


そう言って潤滑油を取り出して後孔に塗り出す

時折、直樹の指が抜き差しされ、その快感に俺は思わず深い息を吐く


「…っはぁッ…、あ、」

ジュブッという厭らしい水音が耳を掠めて興奮度を増した


「アボ……」

直樹は名前を呼んでキスをする

そのまま、
熱くなった直樹の自身がゆっくりと挿入された




「…ッ…んんッ…、、、」

「動くぞ?」

「ん…!」

直樹の背中にしがみついて、何度となく腰を打ち付けられた


もはや、
快感でしかない


「なおきぃ……いい…ッ…」

「ああ……、ッ…、イキたくなったらイッていいんだぜ…?」

「イク…ッ…、イキそう…ッ…」




やがて俺達は吐精し、
そのまま抱き合った…


************



「………はぁっ、はあっ」

「アボ…?」

「…ん?」

「これでもう怖くねーだろ?」


直樹はニヤリと笑って俺を包み込んだ

俺は直樹の胸のなかで、
小さく頷いた。


直樹の存在を、
肌で確かめながら。



end

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ