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□午前2時のアバンチュール
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ももひきさんへ

金×姫川

うさぎと狼シリーズ番外編。
同棲中の金と姫川の甘い生活、番外編です。
性的な表現がありますのでご注意を。
リクエストありがとうございました!





『午前2時のアバンチュール』


姫川と暮らし始めてからもう半年になる。
この半年でいろんな事があったが俺達はもう決して離れる事はないであろう強い絆で結ばれた


俺は居酒屋で働いていて、帰宅が大体、深夜過ぎになる

その頃にはもう姫川は既に先に寝ていて、俺は風呂に入り軽い夜食を済ませてから寝室へと向かう。

時計は深夜2時を回っている




ただ、毎日そういう訳ではない。
店が暇な日は早く帰らせて貰うことも稀にある




「金、今日は暇だからあがっていいぞ!」

「はい、ありがとうございます!お先に失礼します」



そう…今日は珍しく店が暇でいつもより一時間早くあがらせて貰えた。

コンビニにより、二人ぶんのプリンを買う。

(下手すりゃ、姫川まだ起きてるかもな…)

姫川が大好きだというコンビニのプリンを買って、帰途についた。





「ただいま…」

シーン…と静まりかえる部屋。

(ああ…やはりもう寝ちまったか……)


静かに中に入り、買ってきたプリンを冷蔵庫に冷やす





「ー……、ッ」


「ん?」


耳を澄ますと物音…と言うより声のようなものが聞こえる




「ー……ッ、…ッ、、」


「…?」

その声の先は寝室、

(まさか…また姫川、魘されてるんじゃ…)




俺は静かに寝室のドアを開けた


「…姫川?」



「…………ッ!!!!!」

「姫…川……ッ…?」



薄暗い部屋の中、

姫川は俺のシャツを握り締め…

自慰をしていた。



「あっ……あのッ…これは…違ッ……ピョンちゃん……ッ…、、」


顔を真っ赤にして、尻の下まで下げられたスエットぱんつのまま姫川は床にへたりこんで、項垂れながらふるふると恥ずかしさに震えていた



「姫川……」



「……ッ!!!」



姫川の肩が跳ねる、



「ごめん…ピョンちゃん……まさかこんな早く帰ってくるとは思わへんかったから……さ…淋しくて…ッ……ピョンちゃんの匂い嗅いでたら……我慢出来なくなって………、」


「…それで、一人でシテたのか?」


コクン…と静かに頷く。
唇をキュッと噛み締めて俯いたまま…恥ずかしそうに


「……敬、」

「……ッ、」


俺は姫川の頬を包んで「ただいま」と言ってキスをした



「ピョンちゃん……、おかえり……へへ…」

「ふっ、ようやく笑ったな」



床にへたりこんで股間をシャツで覆っていた姫川の、今にも射精しそうなソレを俺は優しく握った



「………!!?!あっ、ああッ…んッ…、ピョンちゃん…?!?……ッ、、え?……ッ、」


「途中だったんだろ?抜かねーときついからさ……」


俺は姫川の硬く反り勃ったソレを握り上下に扱く、

姫川は気持ちよさそうに喘ぎながら俺にしがみついて何度も何度も、「すき」と言っていた





「あ…ああッ…あかん……ピョンちゃん…もうッ……あッ、イクッ……ッ…」

「うん…いいよ…」

「ふ…あああッ……あッんッ………、、、」





姫川は俺の手の中で射精し、その後もぎゅっと背中に回した手を離すことはなかった…


**********


「ピョンちゃん…すまん……」

「ん?」



精液のついた手を洗っていると、姫川は背中にしがみついてきた


「ぴとっ、」

「ははっ、なんだよそれ」

「ピョンちゃんに寄生している姫川虫や♪」

「…お互い様だよ」



「……!!ピョンちゃん好き♪」

「あ、そうだ…プリン買ってきたんだ…食うか!」

「ほんま!?ヤッター!」


深夜2時、
プリンを食べながら俺達は甘い時間を過ごして、
結局は寝るのがいつもの時間になってしまった。




たまにはいい、
一人じゃない深夜も。

そう思いながら、姫川を抱いて俺は眠りについた。



end

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