戦国BL
□dakkan
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タスケテ・・
タスケテ・・・
アキヒサ、苦しいよ
『どうしたんだ?アンジ?』
ああ、アキヒサだ・・!
会いたかったアキヒサ!
手を伸ばす。
と、そこには温かな肌。
『かわいいアンジ・・』
アキヒサの両手の中にすっぽりと包まれ、アンジもその背をぎゅっと抱きしめた。
アキヒサ・・!!大好きだっアキヒサ愛してる!
『いい子だ。アンジ』
アンジの額や瞼、頬に、アキヒサの唇が触れる。
アキヒサ・・
アンジもアキヒサにキスしようと薄目を開けて、アキヒサの顔に手を添え・・ようとしたのに、その手が動かない。
よく見れば、手首が捩った布で纏めて縛られている。
「え?なに・・これ?・・アキ、ヒサ・・?」
気づくと、体のアチコチが痛い感じがする。
ぼんやりと見えてくる自分の体にアキヒサが伸し掛かってくる。
体中をその手が弄り、股の間に雄を感じた。
体を揺さぶられて、強烈な快感に襲われる。
「やっ・・!ああぁーーーっ」
「アンジぃ・・気持ちいいか?」
「いい、いいよっ・・アキヒサ・・!」
目の前の男がアンジの腰を掴んで揺れながら微笑む。
「残念だが・・オレはアキヒサ様ではない」
アンジは一瞬閃光を見た。
目の前がグラグラに歪んで、真ん中の一点からジワジワと視界が開けてくる。
な、に・・?
小さな火が灯されただけの狭い部屋の中だった。
両手を頭上で縛られ、体の中心がドロドロに溶けている。
水音と共に男が息を荒げて腰を突き上げてくる。
「ダレっ!?ダレだよっああ・・!!」
「やぁっと、お目覚めかぁ?」
男が笑って、体の位置をずらして、アンジの背後へピッタリと寄り添った。
勿論、繋がったまま。
「あぁっよく締まるな」
アンジの耳元に掠れた太い声がする。
男が大きく腰を動かしながら、アンジの胸のつぶを指の腹で捏ねる。
「んっんーーーーー!!」