戦国BL

□matiwabi
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「やっ・・!なんで・・!?なんでっやめろっやだっ」
嫌だと泣いているのに、身体はなぜか易々と鷹峰を受け入れようとしていた。
アキヒサだけを受け入れていたソコに鷹峰の指が埋め込まれてくる。
「入れんなっやめろっやめっうっうぅ・・あ!!やめろぉっ」
着物が邪魔で暴れたくても腕が動かせなかった。
「熟れとるわ。生意気に」
鷹峰の指が根元まで入ると、グルグルと内で動いた。
畳を掻きむしり、快感に耐える。

こんなことが・・気持ちいいなんて思いたくなんか無い!

ずりずりと音がしながら指が抜き差しされる。
「よう濡れる尻だ。そんなに欲しいか?」
蔑む台詞に顔が熱くなる。
「欲しくない!離せ!!ああああ!」
鷹峰が引き抜きかけた指を僕の内に一気に入れてグリグリと動かした。
「やっだめっだめ!あぁあぁっ」
鷹峰は指を増やし壁をゆっくりと撫で付ける。
時々引っ掻いたりするように指の先を立てて動かした。
身体が奮える。
ゆっくり動かされて、ゆっくりゆっくり上り詰めていく。
掠っていく快感に身震いしながら息を吐いて耐えた。
うつ伏せの格好で腰だけを鷹峰の膝の上に乗せられ指でゆっくりと犯されていく。
自分の勃起の先から涎が垂れているのは既にわかっていた。
「我慢も限界だろう。欲しいと言え」
鷹峰が指を引き抜きかけて言う。
「・・ぃやっ」
鷹峰の舌打ちがしたと同時に、胸の突起が鷹峰の指で押し潰される。
ギュッと指先で摘まれて、腹筋が波打った。
それと一緒に内にある鷹峰の指を締め付けてしまう。
思わず湧き上った快感に背筋がゾクゾクと泡立つ。
「欲しいか?」
「ない・・・っ欲しくないっ」
「落ちろ。楽にしてやるぞ」
前に回った手が僕を掴んでゆるゆると動き出す。
その刺激には抗うことがどうしても出来なかった。
思わず一緒に腰を揺らしてしまう。
「あ・・アキヒサしかっ欲しくないっ!!」
それでも口だけだった。
アキヒサに慣らされた身体は、当然のように雄を欲していた。
それに、知った快感を無いものにする術など有り得なかった。
腰が快感に揺れるうちに、腰を高く上げて鷹峰の肉棒を強請っていた。
鷹峰が何も言わず、指を引き抜く。
その指を追うように腰が揺れた、次の呼吸。
目の前が赤く染まるような快感が僕を襲う。
鷹峰の堅い肉の欲望がずっしりとした質量を伴って、自分の体内に広がる。
小さな入り口をくぐり抜けた肉棒が、まるで内で形を変え隙間無く埋め尽くされたような感覚だった。
どんな小さな隙間にまでも鷹峰の肉棒が侵入し、埋め尽くされる。
ずっと待っていたものを与えられた安堵感と、すみずみまで犯される快感に、気を失いかけていた。

まるで、堅い握手のような結合だった。

「ああっアキ・・ヒッ・・アァ!アっ・・ヒッヒッ・・・ああぁぁ!!」
嬌声を上げる僕を、鷹峰はひとつの声も出さずに抱いた。
抗う子猫を抱きしめ包み込むような手で。


杭を打たれた。

抜けない杭を。



To be continued!
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