blunder-mark.

□強がりハニー。
1ページ/4ページ

セブルス・スネイプは居眠りをしていた。





綺麗な美しい夢を見ていた。





女が怒っていた。
笑っていた。
泣いていた。
叫んでいた。
唸って
喘いで


彼女は…枯れたように僕を見つめ佇んだ。



疲れた

そう言うように


愛してる

と囁く。


懸命に。



「ミオだめだよ」
「ミヤいいよ」
「ママが呼んでたよ」
「ママは見て来てって」
「ミオ」
「ミヤ」
「どうする、ミオ」
「どうする、ミヤ」
「どうしようか、ミオ」
「行こうよ、ミヤ」



騒がしい声に目が覚める。
ふと左右隣には小さな栗毛の瓜二つの女の子。


「ミオ、ミヤ?」


「あ、パパ様!」
「おはよー!あんねママが」


ミヤが話しかけるとドアが開く。そこにはミヤ達からは見えなかった。だが、きゃっきゃと喜ぶ双子に立ち上がり駆け付ける。



夢のせいか、幸せのせいか―…
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ