blunder-mark.
□エンドロール
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「あ、セブルス調度良かった」
「お前またルシウスのとこに居たのか」
「ん、そうだよだって就職先一緒だから、話し聞きたかったの。あ!もう荷物纏めてるの?」
「あぁ、お前は?」
「……えへへっお願いっ手伝って」
「調度良かったって、はぁ」
ため息にびくりと身体を震わせ、表情を青ざめていた。
「あ、ごめ、ん!今年は帰らない事にしたんだった!わ、わすれてた、大丈夫、ごめんね、ごめんね…許して、ね」
リリーの一件から彼女はため息をつかれる事に恐怖を抱いていた。
立ち去る彼女はまた泣くのだろうか?
身体だけ育つ彼女、心は変わらない。
「セブルス、今千代が来ていなかったか?」
「今…ルシウスの所に………」
独りで居る楽を彼女は独り学んでいた。
六年になると彼女は、自己防衛のように恐怖を癖にする。
「はぁ…これ間違いよ……」
「千代、こんな時間に何して」
「あ、セブルス…ごめんなさい…この教科書おかしくて…絶対に出来ないよ…ほらみて?」
薬学の教科書通りするが出来なく、自分で調べたり。
直したり。
「はぁ…疲れたー頑張ったっ」
「お前にしてはな」
「えへへっあ、セブルス!私ね、強くなるって決めたの」
嬉しそうに恥ずかしげに言う。
「あの人の傍に居れば、強く強くなればリリーは…また私を見てくれるよね?」
「っ」
「リリーよりポッターより強くなったら、私を見てくれるよね?ねぇ、セブルスもそう思わない?」
その言葉になぜか悲しくなった。
彼女を弱虫泣き虫で居させてはやれない。
我が儘で、欲張りな彼女を変えた"悲しみ"に頷けなかった。
大人になる意味は解らないけど、そうじゃない。
違う。
「千代、お前が強くなる必要はない」
「ぇ?ど、うして?リリーが、リリーにもう無視されたくないでしょ?私は嫌だよ…」
「お前がお前を変える必要は何処にもない!」
「泣き虫じゃ…だめなの……っく、ふ、だって…ブラックや…ポッターは…私が、泣き虫だからって…うざいって我が儘だって…だから、だからリリーが見放したって……」
「っあいつら……」
「強くならなきゃ!もっともっと強くならなきゃいけないの…頑張るから…だから……せぶまで…私を嫌いにならないで…おねがい………嫌わないで…」
彼女はそう言って捨てられない感情の置場に困って混乱していた。大人のフリをしていた。
抱きしめた彼女は小さくて
弱々しかった。
魔法省に彼女は勤め忙しさでごまかす。
ホグワーツで先生をする私には手紙さえくれない。
時々来ては一緒に眠り帰る。
一緒に居るとあまりにも知りすぎて苦しく彼女は泣き虫になりたくないからと言っていた。
そんな君が愛おしいとは言わない。