.no air no water.
□義務ですよ?
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朝起きるとスネイプは欠伸をしてリビングに行くとすやすや眠りにつく千代を発見した。
書き途中なのか筆をもったままだ。
そっと紙を覗き込み納得してしまう、彼女は本物なんだと。
脱ぎ散らかした服を拾いキャミソールにスエット姿の彼女を見てため息をつく。
ずるりと布がズレる音に振り返り受け止める。
案の定千代が横に倒れそうになっていた。
ちいさな彼女はどうみても中学生のよう。
少し唸り目が覚めたのか千代は目を丸くしていた。
「お、はよ?スネイプくん?」
「……おはよう、ございます」
千代を座らせ着替えを洗濯機に突っ込みため息をつく。
彼女が可愛いとおもった。
くりくりの瞳、白い柔らかい肌。
顔を洗い終える頃には忘れていた感情。
彼女を尊敬をしていたし、話してみたくも思っていた。だが、彼女は余りにも異才で愛されていた。
グリフィンドールの三馬鹿?四馬鹿?が騒ぐのも頷ける。だが、彼女は容姿的には性的対象外だろうと感じていたのが誤認と気づいたのは、3時間後。
彼女が授業の空き時間、リドル先輩と嬉しそうに会話をしている姿を見て
激しく嫌悪感を感じた。
同時に嫉妬だとも。