10/26の日記

13:46
めぐりさんへ
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コメントありがとうございますー!
なんと往復書簡を一話から読み直して下さったとのことで、大感動しています!
貴重なお時間とお心を割いて頂き、ありがとうございます。

手紙ってほんとに不思議ですよね。
取って代わるツールがこれだけ出てきたというのに、消えることもなく、みんなまだどこかで手書きの手紙の持つ力を信じている。
近頃はのちのち製本する際の勉強もかねて書簡体小説をいろいろと読んでいるのですが、どの物語も心の奥までするすると入ってくるんです。それは、めぐりさんの仰るように「語りかけてくる」言葉だからなんじゃないかと思っています。

自分だけに向けられた言葉というのは心地よいものだと思います。書簡体小説で書かれる手紙は本来自分宛てではないものですけど、読み手の私たちはそれぞれの手紙を宛てられた人物であるかのように錯覚しながら読むことができる。小説なので。
とても魅力のある形式だなと思います。書くのも楽しいですし。

そして今回も、私の作風に温かいお言葉をありがとうございます。
「優しい」「まっすぐ」「真摯」「素直」と私自身が好きなキーワードを、自作に対して贈って頂けるのはとても嬉しいことです。
人の心や物事のきれいな面しか書けない自分を薄っぺっらいなと思うこともありますが、そもそもそういうきれいなものが好きな私なので、最近は開き直りつつあります。自分の好きなものを形にできているのだから、それで十分だろうと。

私も、めぐりさんの書かれる、人の心のひだに分け入るような深い心理描写や、ヒリヒリするような感情、それを際立たせる仄暗いムードなどは真似できないなと思います。自分には書けないものだからこそ、魅力的だとも思います。
というわけで、めぐりさん宅の長編の再開も、手ぐすね引いてお待ちしておりますね。(にっこり)

好きなシーンも挙げて下さってありがとうございます!
「私じゃない私」への告白に戸惑う夢主に、「それも夢主さんの一部だから」と月森くんが諭すあのくだり、私も好きです。月森くんの稲羽での経験とからめて上手く書けたと自画自賛しています。目を留めて頂けて嬉しいです。

それでは、あらためてコメントありがとうございました。
だんだんと冷え込むようになってきましたので、お体ご自愛下さいませ。

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