スマイルプリキュア&時を超える桃太郎 2

□思い出笑顔@
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What is your wish?

──お前の望みは何だ…?

Any wish you have, I will make it come true.

──どんな望みも叶えてやろう。

Price to pay for you are the only one.

──お前の支払う代償はたった一つ…。








???
 「キキキ…キキキキキ…。キーッキキキキキキキキキ」



M良々
 「待ちやがれ!!」
みゆき
 「待てーっ!!」



 不快な笑い声を辺りに響かせ一人の男を追跡するポニーテールの少女──M良々とその後を追うシニヨンの髪型の少女──みゆき。
追跡する男はビルを駆け上がり、屋上に到着。
 続けて二人もビルの屋上へと到着した。



M良々
 「てめえ!!何度倒されりゃ気が済むんだ!!」



 その男をM良々は睨む。




 「キーッキッキッキッキッキッキッキッ…!!」



 すると男の身体から砂がこぼれた。
 砂は蝙蝠の怪物を形作るとその男は糸が切れたかのようにばったりと倒れてしまった。
 その蝙蝠の怪物こそ、彼女達の敵対勢力──イマジン。
 そしてその怪物は良々にとって忘れる事のない以前倒したイマジンの一体、バットイマジン。

バットイマジン
 『キキキッ会えて嬉しぜ〜、デンオウ、プリキュア。ところで、プリキュアは一人かぁ?』



 バットイマジンのその言葉に二人は何も答えない。



M良々
 「てめぇみてぇな雑魚、俺とみゆきで十分だ」

みゆき
 「早くその人を解放して!」



みゆきもバットイマジンに向かって言い放つ。



バットイマジン
 『あーもう、うっせーなー。はいはい、わかったよ』
M良々
 「なんだ。いやに聞き分けがいい…」



M良々が拍子抜けしていると、バットイマジンは契約者の男を掴み屋上から投げ捨てた。


M良々・みゆき
 「「なっ!!?」」



 M良々とみよきが驚いている隙にバットイマジンは空中にいる契約者目掛け飛翔した。



バットイマジン
 『開け記憶のページ!!』



 バットイマジンは切り開かれた男の渦にとび込んで、過去へと跳んだ。



M良々
 「あんの野郎、なんてこと!!」



 あまりに非道な行為に怒りを抱く二人。
 だが今はあの男を助け出すのが最優先だ。
 だが男は重力に沿って下へと落下していく。
 もうダメかと思ったその時、



デネブ
 『はい!キャーーーーッチ!!』



 セミロングのシスターみたいな格好をした少女のイマジンがその契約者の危機を救った。



みゆき
 「よ、よかった〜」



 みゆきは涙目で手すりにつかまりなが腰を抜かした。



M良々
 「よし!契約者も無事なら。いくぞみゆき!!」



契約者の身の安全を確認したM良々は早速ベルトを腰に巻く。



みゆき
 「うん」



 みゆきも変身するためのコンパクト──スマイルパクトを手に取る。
 M良々はベルトの赤いセレクトボタンを押すと陽気な待機音が流れてきた。
 みゆきは自身のキュアデコルを嵌めると『Ready』の音声の後、二人は叫ぶ。



M良々
 「変身!!」
みゆき
 「プリキュア・スマイルチャージ!!」




 『Go!GoGoLet’sGo!!Let’sGoHAPPY』



 みゆきパフを体に当ててゆき、コスチュームと髪形を変えていく。
 長い髪の束が伸びたツインテールとピンクの衣装コスチュームに身を包み変身完了。
 ──キュアハッピー。



 <SWORD FORM>


 M良々は腰に巻いたベルトのバックルにパスをセッタッチする。
 すると特攻服のような赤い陣羽織が出現。
 その陣羽織はデンオウの周囲を一周すると良々はそれをはおる。
 ベルトは陣羽織をしっかり締め、髪は二つに分けた前髪を残して大きな白いリボンでポニーテールとなった。
 大きな白いリボンは逆さちょうちょ結びとなり、まるで二つに割れた桃を連想させる様だった。
 白い鉢巻きが額に巻かれ、太ももには赤いラインが入り、髪は全体が赤く染まって、瞳の色も赤くなり、目付きは先ほどとは違い目尻が上がって力強そうなつり目となった。
 そして最後に背中に「電王」と黒い文字が浮かび上がって変身完了。
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