スマイルプリキュア&時を超える桃太郎 2
□いざクライマックスへ!希望の星々(前編)
1ページ/6ページ
ギィィイ…グォォォアアァァァァァァァァァァァァァァァァッッ!!!
恐竜の列車は大きく咆哮すると、ヨーロッパの街の中を疾走し、家を大理石の建造物をその大きな口で次々と噛み砕いていく。
良々「何よ…これ…?」
侑人「あらゆる時間を支配できる列車──ガオウライナーだ」
良々「ガオウライナー…?」
なぜそのような列車がこの時代にいるのか…、なぜ私はこんな時代に連れて来られたのか。
侑人に問いただそうとした時、
あかね「おっと!過去の良々にそれ以上のネタバレはあかんで。とにかく、クライマックスには良々が必要やから──」
なお「ね?♡」
良々「え?」
有無を言わさず、なおは良々にまたも催眠スプレーを吹きかける。
そうして良々はまた眠らされてしまった。
うすぼんやりとしたその視界には、ウラタロスの憑依したもう一人の良々と、キンタロス、リュウタロス。
良々「(……また?)」
キンタロス『──よっしゃ、入るで!』