スマイルプリキュア&時を超える桃太郎 2

□降臨、満を持して!(後編)
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そのジークの探している鷹山の屋敷では──



ウィンドミルイマジン『ふぁあ〜あ、退屈…』



エリマキトカゲみたいにプロペラの襟巻きに加え、手首足首にもプロペラがあるのが特徴の特徴。
セルバンテス作の長編小説『ドン・キホーテ』の『風車』をイメージして実態化したイマジン
──ウィンドミルイマジンは鷹山邸の門前で欠伸などをしつつ、なにやら待っている様子。


それを陰から見張る侑人とデネブ。



侑人「イマジンにしては、まともに願いを叶えるらしいな」

デネブ『でも、願い自体がまともじゃない…』

侑人「ああ──良々達にやらせるか。カードは出来るだけ節約しないと…」

デネブ『あ、それならもう来てる』

侑人「何?」




見るとそこには、赤ん坊を抱えたJ良々とみゆきの姿が。



侑人「星空…と──良々?けど、なんか妙だな…」



ジークが憑依した事を知らない侑人は良々の様子がおかしいと首を傾げ、そのJ良々とみゆきが屋敷の近くへとやってきた。



みゆき「ここなの?」

J良々「うん、間違いないわ!この屋敷!!」

みゆき「確かに…大きな屋敷、鷹山の表札、鳥の羽の家紋だけど──
あ!!ジーク!!」



みゆきが屋敷をまじまじと見て確認している間にJ良々は赤ん坊を連れて、いつの間にやら門の前に差し掛かっていた。
すると屋敷の中から警官がでてきた。
中から出てきた警官に対してJ良々は



J良々「そこの門番、中へ案内しなさい!」

警官「え!?な、何だ君は!!」

みゆき「え!?ちょっと!何勝手に!!」



J良々は意気揚々と警官に対して命令し、みゆきが止める間も無くJ良々は屋敷の敷地へと足を進め、どういうわけか次々と敷地内にいた警官に囲まれてしまった。
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