XXX

□恋亡骸 〜第二綴〜
1ページ/18ページ




わかったことがある。



彼は我を攫い



この昏い座敷牢へと


閉じ込めたということ。



彼は我を愛していて




『人形』のように


総てを支配したいと


思っているということ。





『愛している』




彼はそう甘く囁いて

接吻を繰り返す


そうして

あの恐ろしく淫らな
行為に耽るのだ





今宵も又、始まる…──








次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ