XXX
□恋亡骸 〜第二綴〜
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わかったことがある。
彼は我を攫い
この昏い座敷牢へと
閉じ込めたということ。
彼は我を愛していて
『人形』のように
総てを支配したいと
思っているということ。
『愛している』
彼はそう甘く囁いて
接吻を繰り返す
そうして
あの恐ろしく淫らな
行為に耽るのだ
今宵も又、始まる…──
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