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□おとなのしるし
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背中を撫でれば、はあ‥と甘い息が漏れるわかしを放ってはおけない。俺は意を決して、わかしを抱きかかえた。
「あんな、わかし。お前の体な、ノミに食われたんやないで」
「う‥?」
「そのな、あの‥」
「ひぅ‥も、むずむずやだぁ…」
潤んだ瞳から涙をぽろぽろと零し、甘い声で泣き続けるわかしがどうしようもなく可愛くて…思わずわかしの顎を上げて、唇を合わせる。
「ふぅ‥んっ!?」
「今から俺が治したるな…」
「んっ‥ぉねが…」
びくびくと震えるわかしの体に手を這わす。
「ひゃあ‥っ」
「わかし、可愛え‥」
シャワーを浴びたばかりなので、ぷにぷにした素肌が露わになっていて気持ち良い。
まだ幼くむちっとした体をまさぐり、小さくピンクに色付いた突起を指の腹で擦る。
「んんっ!」
「悦えやろ?」
「なに、が‥ぁんっ!」
指の間で挟み、転がせば彼は太腿の動きをより一層激しくする。
「忍足さんのばか‥っ、むずむずひどくなったぁ!」
「もう少しやから我慢して‥」
わかしの体を自分の方へ向かせ、膝の上へと座らせる。