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□金色の景色〜第1章〜 「始まりの特急列車」 『グリフィンドールとスリザリン』
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ちぃが意識を飛ばしている間に、今度はハリーが男の子に質問した。
それによると、
彼の名前はロン・ウィーズリー。
9人家族で、お兄さんが5人に、妹さんが1人(すごい!)いるらしい。
上のお兄さんたちはとっても優秀みたい。
家族がたくさんいるからお金が足りなくて、持ち物はお下がりばっかり。
ペットはネズミのスキャバーズ(これもお下がり)。
「ちぃは?ちぃのことも教えてよ」
不意にハリーから話を振られたちぃは、少し驚いたが、快く承諾した。
ロンはちぃの方を向いて顔を真っ赤にしていた。
どうやら、先ほどまでハリーにばかり目がいって、ちぃをまともに見ていなかったようだ。
「私は4人家族で、父様がイギリス人、母様が日本人の、ハーフなの。2人ともホグワーツ出身で、父様はスリザリン、母様はグリフィンドールなんだよ」
「スリザリン!?」
ロンは何故かひどく驚いているようだった。
さっきまで赤くなっていた顔が青ざめている。