†Long Story


□第1話
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とある街に独りの少女が住んでいた。


少女の名はナナミ


ナナミはその街にある
公園を散歩していた



公園にあるベンチに座り休憩していると、

何処からか音の様な声が聞こえて来た


「…げろ…お前だけでも…逃げろ!!……早…!!」

声は掠れていて聞こえづらいが、
何か大変な事が起こっているのが聞き取れる



ナナミは焦ってその音源を探した



それはベンチのすぐ後ろの茂みにあった



ナナミがそれに触れた瞬間に頭の中に声が響いた

声「その者達を助けたいか?」


ナナミは小さく頷いて、
『あたしに出来る事があるなら』
と、呟いた


声「ならば行くが良い… 」



声が途切れて間も無く地面に穴が空きナナミは落ちていった




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