私を変えてくれた人
□2対1
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教室には私が一番乗りだった
私のクラスは部活に入ってる人が多いからそうなるんなんだけど…
なんか、得した気分になれた
静かな教室に、たった1人でいることに
落ち着きを感じた
真奈「…よしっ!」
今日も1日
がんば"ガラッ"
…私の決意をワザと邪魔させたかのようなタイミングで
教室のドアが開いた
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智「…ねむ」
和也「誰だって眠いですよ。」
俺はニノと一緒に学校に向かっていた
3人は朝練
相葉ちゃんがバスケ部、松潤が野球部、翔くんがサッカー部
俺とニノは、部活に入っていない
智「あ、今日居残り…はぁ。」
…めんどくさいなぁ
和也「今、めんどくさいとか思ってましたよね?」
智「!!…はい。思ってました」
和也「あなたの考えてることは基本、分かります。けど…」
智「けど??」
和也「昨日の大野さんは、考えがわかりませんでした…」
智「昨日?」
和也「浅井さんを助けたことです。いつもは周りの女子なんか一切興味持たないのに…」
智「…ん、何でだろうね?」
和也「聞き返さないで下さい」
…そんなことを話してるうちに
俺とニノは教室まであと少しの距離にいた
和也「…あれ?浅井さんじゃない?」
智「え?」
和也「反応早いし…」
…ニノが言ったとおり
教室には、真奈ちゃんがいた
窓から外を見ている
和也「行きましょう」
智「え。この雰囲気壊さない方が…」
ガラッ
ニノはなんのためらいもなく
教室のドアを開けた
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