NARUTO「カカナル」novel
□俺のものは俺のもの
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俺、『うずまきナルト』と『はたけカカシ』は、とりあえず恋人というポジションにいる。
俺は昔から色々な人に騙されてきたから、まだカカシ先生が付き合ってくれと言ってきた時、冗談か悪ふざけの範囲なんだろうと思ってるってば。
カカシ先生と一緒に居るのは楽しい。楽しいけど、いつかはこの時間も終わるのも分かっているってばよ。
今はオツキアイをしているけど、先生から『好き』や『愛してる』と言われた事は無いし、無論自分からも言った事は無い
なので、一般的な恋人同士の間柄では無い様な感じなんだってば。
まぁ、男同士だし、それは仕方の無い事だとも思っているのも、また事実な訳で・・・。
だけど、俺がサクラちゃんやサスケと話して笑った後に離れて行くと、決まって横にはカカシ先生の姿があるんだってば。
「随分楽しそうだったけど、サクラ達と何話してたの?」
「へ?別にたいした話はしてないってばよ?」
「そ?」
そう言う時、カカシ先生は何となくムスッとした雰囲気で・・・俺には先生が何で怒っているのか理解出来ないんだってばよ。
俺の事が好きな訳じゃない癖に・・・。
そして、今日のお誘いだ。