NARUTO「カカスレナル」novel4
□最後の契り
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【あの人の声が聞きたい
あの人の傍にいたい
あの人に会いたい】
【帰りたい】
【帰りたい】
【帰りたい】
目に飛び込んだのは、天井。
何度か瞬きして、それが見慣れた天井だとぼんやり考え、首を右へ回して横にある時計を見た。
04:30
時間を確認して首を逆に回すと、カーテンが朝日に照らされてうすぼんやりと見えた。
まだ起きるには早い。
「もっかい寝よ…」
平たく薄い布団をかぶり直すと、仰向けから横向きになる。そしてすぐに寝息を立て始めた。
【帰りたい】
【帰りたい】