NARUTO「カカスレナル」novel

□ツーマンセル任務
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ナルトは、子供達の護衛任務でアカデミーへと入り、裏では暗部総隊長として日々任務をこなしていた。

そんな時、複雑な暗殺任務が舞い込んで来た。

ここは火影の執務室。
鷹は目の前の火影と頭を抱えていた。

「……その人数だと、小隊を出すか、狼並みの暗部とツーマンセルを組むしかないが…」

「そうじゃが…今は里にカカシは居らぬ。小隊を組める程暗部も居らぬでな…鷹よ、何とかならんか;;;?」

ほとほと困り果てた表情の火影を目の前に鷹もその頭脳をフル回転させる。

「あ…『ルカ』なら、イケるかもしれないな。だが…」

裏暗部でも指折りのやり手のイルカなら、大丈夫かもしれないが、イルカは九尾事件で両親を亡くしている…。もし、万が一自分が『うずまきナルト』だとバレれば…どういった行動に出るか分からない。

アカデミーではドベの仮面を被った表のナルトしか知らないのだ。もし、力が有ると分かれば…。

そう思うと気が重くなってしまう…。

「はぁ…個人的感情は後回しだな。じぃちゃん、ルカとツーマンセルを組む。それで何とかなるだろう」

「そ、そうか?では鷹よ、頼んだぞ」

「了解」

火影に一礼をし、ルカを呼び出すべく鳥を飛ばした。


ルカ程の暗部ならば15分程で来るだろうと思っていたが、10分と掛からずに現れた。

「総隊長、お呼びにより参上致しました。」

音もなく目の前に現れたルカに視線を送ると、本題へ入る。

「ルカ、記した様に危険な任務です。覚悟はよろしいですね?」

「はい」

「では、参りましょう」


こうしてナルトはカカシ以外で始めてツーマンセルを組んで任務へと出掛けて行ったのだった。
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