NARUTO「カカスレナル」novel
□アカデミー
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名家の子供達の護衛任務で正式にアカデミーへと入学したナルトは、意外にも苦戦していた。
「はぁ、ドベの仮面を被るんじゃなかった…」
そう、ナルトは自分に力があると悟られぬ様ドベの仮面を被っていたのだけれど、的宛の授業ではワザと外さなくてはならないし、失敗もワザとさせなければならない。それが意外と難しいのだ。
「うう…ストレスが…;;」
そこへ現れた1人のアカデミー教師。
「ナルト?どうした?」
「狽ネ、何でもないってばよ!イルカ先生!」
そう、意外にもアカデミーでナルトの理解者が出来たのだ。
名前を『うみのイルカ』万年中忍の教師だが、実は裏暗部。だが、イルカはナルトが総隊長だと知らない為、ナルトは表の姿でイルカと接していた。
「そうか?ナルト、一楽行くか?」
「うん。行くってばよ!もちろんイルカ先生の奢りだよな!」
仕方ないな、と言いながらポンポンと頭を撫でて職員室に行ってからだから少し待ってろなと言いながら離れて行った。
「……イルカ中忍は良い人だが、表のナルトしか知らないからな…」
複雑な心境のナルトは、近くにあった的に手裏剣を投げていく。
ただ投げたのではつまらなかったのか、それは見事な十字に刺さっていく。
「はぁ…最低でも後5年…」
その時イルカの気配を感じた為素早く手裏剣を回収し、何事も無かったかの様にイルカを待つ。
「お待たせナルト、じゃあ、行くか」
「うんっ!」
(影分身の術!お前達は子供達の護衛)
ナルトは影分身を数体出すとイルカに気づかれぬ様に命を下す。
(((了解)))
そんなこんなで日々ストレスを感じながらアカデミーでの護衛任務を遂行していくのだった。
(カカシ〜、早く帰って来てくれ;;;)