NARUTO「カカスレナル」novel番外編

□初めてのお使い
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ここはナルトとカカシが住む死の森の自宅。

「まま〜、ホットケーキ食べたい〜」 ミコ

「あ、いいな、マコも〜」 マコ

任務の合間に洗濯物を干していたナルトの側へ、とてて・・・と2人が駆け寄ってきた。

「なんだ?お腹空いたのか?」

両足にポフッと衝撃を受け下を向けば、ミコトとマコトが足に引っ付いていた。

「うん!まま、ホットケーキ!」 ミコ

「かぁしゃん!おれも食べたい!」 マコ

ねぇ、ねぇ〜と裾を引っ張りホットケーキを催促する2人。

「ああ、分かったから」

洗濯物を干す事を一端止めると2人を引き連れて台所へと向かった。

「・・・と、卵が無いな」

普段は任務の為に買い置きをしない。だから卵や日持ちのしない物はあまりストックが無いのだ。

「まま、ミコが買いに行く!」 ミコ

「えっ!?」

「あ!マコも行く!」 マコ

「うぇ!?」

2人の言葉に驚いてしまう。と、その時。

「ただいまぁ〜」

一仕事終えたカカシが帰宅した。

「と〜しゃん!おかえり!」 マコ

「ぱぱ、おかえんなさい!」 ミコ

「ん〜vVただいまvV」

元気におかえりと言って抱きついてきた2人に面を外し満面の笑みでハグをした。

「おかえり」

そんなカカシの姿に苦笑いを零しながらナルトが近づいてきた。

「ただいま、ナルトvV」

もちろんナルトにもただいまのキスを送る。

「まま「かぁしゃん!ホットケーキ!」」

「ん?ホットケーキ作ろうとしてたの?」

キスをしている光景などいつもの事なのか、差して気にも留めずに、2人はお腹空いたと訴えた。

「ああ、でも卵を切らしてて」

「だから、ミコが買いに行くの!」 ミコ

「マコも!」 マコ

「・・・・は?」

「「お使い!」」 ミコ&マコ

見事に2人の声がハモッた。
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