NARUTO「ｶｶｽﾚﾅﾙ」novel番外編
□カミングアウト
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「はぁ〜･･･いい天気だねぇ」
今日はいい天気･･･。朝の清清しい空気は何とも気持ちが良い。この清清しい空気の中に似つかわしくない、あの気配はここへは来ないと･･･そう思いたい･･･。
――――――バァン！
「綱手！「綱手様！」」
勢い良く火影の執務室の扉を開けたのは、木の葉のＮo,1とＮo,2のナルトとカカシだ。あまりの勢いで開かれた扉はその勢いで跳ね返り閉まってしまった。
「今日はなんの騒ぎ･･･」
はぁ･･･と溜め息をつき２人を見た綱手はそのまま固まってしまった。
それもそのはず、２人の腕の中には抱える本人にそっくりな子供が抱かれていたのだ。
「･･･影分身の変化かい？」
「そんな面倒な事するか！」
ナルトの腕の中にはナルトにそっくりな子供･･･。カカシの腕の中にはカカシにそっくりな子供。
「どこの子供を連れて来たんだい？」
「いえ、それが･･･；；；」
珍しくカカシも言い難そうに言葉を切ってしまっている。
「綱手･･･とりあえず説明するが、驚かないでくれ」
どこか言い難そうにナルトがこの状況になった経緯を話すと言ってきた。
「いいから早く言え」
私は忙しいんだ。と言う綱手は顔が引き攣っている。