NARUTO「カカスレナル」novel番外編
□初めてのお使い
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「「ひっ!!」」
2人の木の葉最強の忍が現れた事にも驚愕なのに、何と自分達が悪戯をしようとしていた子供達が2人を母と父と呼んだのだ。
しかも良く見れば自分達が手を掴んでいる子供達は鷹と狼に瓜二つ・・・。
「その手・・・早く離さないと無くなりますよ?」
「そうそう。早く離した方が身の為だと思うけど〜?」
2人の体から発せられる殺気は尋常ではなかった。
「ひ〜っ!!すみません!」
「〜〜〜〜っ!!」
2人の男は慌てて手を離すと転げる様に逃げて行くのだった。
「2人共大丈夫!?」
男が消えたのを確認するとカカシが心配そうに覗き込んだ。
「うん!」 マコ
「・・・ふぇっ」 ミコ
「ミコト?」 ナル
微かなミコトの声にナルトが心配そうに覗き込む。
「うぇぇぇぇ〜〜っ」 ミコ
「ミ、ミコト!?」 カカ
突然泣き出したミコトにカカシが慌てる。
「うぇっ、おうち・・・わかんな・・・っ」 ミコ
ミコトは男達に絡まれた事よりも迷子になっていた事の方が不安だったらしい。
「もう、大丈夫だぞ。一緒に家に帰ろうな」 ナル
そう言ってミコトを抱き上げた。
「・・・ぅん・・・うっ、ひっく・・・」 ミコ
安心させる様にポンポンと優しく背中を叩く。
「と〜しゃん、マコも抱っこ!」 マコ
「はいはい」 カカ
抱っこと言われカカシもマコトを抱き上げた。