NARUTO「カカスレナル」novel番外編
□初めてのお使い
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「鷹さん、狼さん・・・ιあの子達・・・」
不意に言葉を切ったイルカ。それはナルトが視線でそれ以上の説明をしない様に促したからだ。
「察しの通りですが、それ以上の詮索は必要ありません」
カカシもまたそれ以上の詮索をしない様にと釘を刺す。
「・・・はい。ですが私はお2人の味方なのを忘れないで下さい」
そう言うとイルカは頭を下げてさって行った。
【イルカ先生には、本当の事を言っても良かったんじゃない?】
ルカなら、信用できるしとカカシが言う。
【・・・2人が一通りの術をマスターするまでは、まだ暫らく伏せておく】
ナルトの考えている事が分かるだけに何も言えないカカシ。
【あ・・2人が外に出る】
イルカと話をしている隙にミコトとマコトは会計を済ませたようだった。
「ミコちゃん、帰りはこっちだよね?」 マコ
「うん・・・たぶん・・・」 ミコ
初めてのお使いの為に2人は帰り道がうろ覚えだ。
【逆・・・ι】
【どうする?鷹・・・ι?】
なんと2人は家とは逆の方向に歩き出してしまったのだ。