NARUTO「カカスレナル」novel番外編

□初めてのお使い
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「マコちゃんと一緒にお使い♪」 ミコ

「ミコちゃんと一緒にお使い♪」 マコ

2人で手を繋ぎブンブンと大きく手を振り歌いながら歩いて行く。

【恥ずかしい奴らだな///】

【そうだね…でも…】

不意に言葉を切ったカカシ。

【?】

【滅茶苦茶かわいい〜〜〜〜///vVやっぱりうちの子が1番だよねvV】

2人の姿に悶絶するカカシ。

【アホ…ι】

そんなカカシの親バカ炸裂な姿に溜め息が出てしまう。そんな事を話している内に2人がスーパーに入っていった。

【あ、卵探してる】

カカシの言葉にふと2人を見るとキョロキョロしながら店内を歩いていた。
しかし、中々見つからないのか段々と表情が泣き顔に歪んでいく。


そんな2人の姿に1人近づいて行く人物が・・・。


「どうしたの?」

「「?」」

なんと声を掛けてきたのは偶然買い物をしに来ていたルカだった。今日は暗部の格好ではなくアカデミー教師のイルカの姿だが。

キョトンとしてイルカを見上げる2人。

(・・・何かドコかで見た様な・・・)

キョロキョロしていた子供2人を見かけて、思わず声を掛けてしまったがドコかで見た顔だなと思った。

「おじさん誰?」 マコ

「Σお、おじさん(涙)?せめてお兄さんにしてくれるかな?僕たち買い物に来たんでしょ?何を探してるのかな?」

おじさんと言われた事にショックを受けながらも、2人に笑いかける。

「ぱぱとままに言われてお使いに来たの!」 ミコ

落とさない様にギュッと握り締めていたウサギさん柄の巾着をイルカに向けて見せた。

「そっか!偉いね。探してたみたいだけど何を買い物に来たのかな?」

小さな子供2人が仲良く手を繋ぎお使いに来たと言う事に自然と笑顔になる。

「んとね、たまご!」 マコ

元気良く卵と言ったマコトの顔を見れば・・・。

(副総隊長そっくり・・・)

そしてその隣に居るミコトを見れば・・・。

(こっちの子は総隊長にそっくり・・・ι)


何とも嫌な予感がして回りを見渡せば・・・。気配を消し少し離れた場所から2人を見守る人陰。

(……ιここは早めに卵の場所を教えて立ち去った方が良さそうですね…ι)

「おいで、卵はこっちだよ」

「「うん!」」

手招きをして、卵の棚まで案内をする。無事に卵を手に取りイルカに「ありがとうございました」と頭を下げてお礼をする2人。キチンと躾が成されている証拠だ。

「どういたしまして。じゃあ、お兄さんは行くけど、帰り道は気を付けて帰るんだよ?」

ちゃんとお礼をする2人にホッコリした気持ちになるイルカ。

「「は〜いvV」」

元気に返事をして落とさない様に卵を抱えた2人をレジまで見送ると自分はナルトとカカシの側へと歩いて行った。
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