短い物語

□僕とボク
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今夜は月が見えない日。僕が無理を言ってライ達に造ってもらった。地球の影に隠れて光が見えない月食の日だ。空は星が数え切れないほどあって、雲は一つもない。

「綺麗だなぁ。」

珍しく僕は一人、バルコニーで空を見ていた。この時間はカービィとかと遊ぶ時が多いんだが、今日はネス以外の子供達は皆睡魔に襲われていた。それだけ遊び疲れたということだろうか。

「ママ元気かな……。ポーラやみんなは……。」

あぁ、またホームシックだ。僕ってどうしてこうなるんだろう。ミュウツーは「ネスは悪くない、むしろ他の人にはない感情……いいことだ。」と言ったけど、本当かどうかは分からない……。

自分の世界を愛しているから言えること……かな?
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