黒犬と黒姫
□杖
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店に着くまでの間、お互いの名前をはじめいろんな事を話した。
名前はリリー・エバンズ。リリーはホグワーツのの生徒らしい。
「ここが“オリバンダー杖店”よ」
「ありがとう、リリー」
そう言って店の中に入ろうとすると、最後までつき合うわっと言ってくれたので、一緒に入ってもらうことにした。
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店に入って1時間ーー
私に合う杖が見つからず、店の中はメチャクチャになってしまっていた。
はじめは笑っていたリリーだったけど、今は苦笑を浮かべている。
「うぅ〜…なんで?」
「だ、大丈夫よ。きっと見つかるわ」
励ましてくれるリリー。
励ましてくれるのは嬉しいけど、なんだか悲しくなってきた。