イナズマ青春記
□第11話 三度目の正直
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レ「またお前達か。なぜここにいる」
円「俺たちがかわりに戦う!」
レ「フッ…、地球人の学習能力はは想像以上に低いな。二度も敗れたのに敗れたのになぜわからないのだ。我々には勝てないと!」
塔「宇宙人の想像力も大したことないね!あたし達がパワーアップしたとは思わないの?」
レ「いいだろう。地球にはこんな言葉がある。
二度あることは三度あると!」
レーゼから放たれたシュートを、円堂はしっかりと受け止めた。
か「その余裕ぶっこいた顔なんてすぐに消えるぜ抹茶ソフト!」
ゆ「そこから離れろ」
か「あの髪型インパクトありすぎて」
り「(雪だるまの中から出てきた角馬にはつっこまないんだ…)」
円「吹雪!がんばろうぜ!」
栗「『エターナルブリザード』で奴らをばしばし吹っ飛ばしてほしいでヤンス!」
吹「うん。宇宙人なんかに負けないよ」
り「士郎の言う通り!がんばろう!」
それぞれが、今度こそは勝つと意気込む中、告げられた作戦は、
瞳「吹雪君。あなたセンターバックに入って。ディフェンスに専念するのよ。絶対に上がらないで。『エターナルブリザード』は封印してもらいます」
であった。
『えええええ!』
吹「はい」
一「何故です!?吹雪のスピードを生かした攻撃!それが奴らへの対抗策でしょう!」
声をあげて反論する一之瀬に、意見は聞かないと監督は一蹴した。
り「あたしはいいと思うけど」
一「なっ…。りなまで!」
何でだよと詰め寄られる。そう言われてもなあ…。
円「監督の作戦に従おう!」
またもや不信感を募らせる皆に、円堂は言った。
夏「この試合は白恋中を守るためだけじゃない。全人類の命運わかっていてがかかった大事な一戦よ」
鬼「ああ。監督もそれを承知の上でで吹雪をディフェンダーに起用したはず。勝つために」
夏未ちゃんや鬼道が言ってくれて、どうにか纏まりそうだ。
瞳「花咲りなさん。あなたはフォワードに入りなさい」
り「はい、………え?」
『えええええ!』
本日2回目のえええええだ。かなもゆみも唖然としている。まあ、そりゃそうだろうな…。あたしだって驚いてるし。
り「ちょっと待って下さい!何であたしなんですか?フォワードはかなの方で…」
瞳「さっきも言ったけど、意見は聞かないわ」
り「…」
あたしがフォワードって…。やったことないのに…。
り「マジかよ…」
吹「りなちゃん!こっち!」
り「あ、うん!」
皆で円になって、手を重ねる。
円「今度こそエイリア学園の侵略を終わらせるんだ!」
『おーっ!』
細かいことを考えてる暇はない。
今は目の前の試合に勝つことを考える。ただそれだけだ。
り「よろしく染岡。あたしフォワード初めてなんだけどどうすればいい?」
染「どうすればって…」
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