イナズマ青春記

□第9話 北海道へ!
2ページ/8ページ

そんなこんなで自然を相手に練習をすることになった。瞳子監督の作戦(?)勝ちである。



あ、ちなみにあたしは次女のゆみです。てか前ページもあたしです。




か「ゆみー、どうする?」

ゆ「うーん…、どうしよっか」



りなもどっかに行っちゃったしね…。



か「あのさ、ゆみ」

ゆ「ん?」

か「シュート受けてくれない?」

ゆ「いいよ」



少し離れた位置に立つ。



か「『サンダートルネード』!」

ゆ「『ライトウォール』!」



ギリギリのところで跳ね返す。



…前威力が上がってる。なんていうか、重くなったというか…。



か「やっぱりダメだなぁ…」

ゆ「何で?」

か「豪炎寺みたいに強くて決定力があるシュートが打てない…、一応フォワードなのに…」



きのこを生やし始めるかな。おいおい、地面にのを書くなって。



身体中から負のオーラが出てる。やめろ。いつかお前闇堕ちするぞ。



ゆ「おーい」

か「これから士郎が加入するんだよ!?もしかしたら空気になるかも…」



そっちかい!



ゆ「はぁ…。あんたは花咲かななんだからいいじゃない」

か「そうだよね!てかそれは士郎に言うべきだと思うよ色んな意味で!」

ゆ「確かにそうなんだけれども」

か「あ、そうだ。あたしドリブル技覚えたいんだけどさ!」

ゆ「立ち直り早ッ!しかもいきなり話変わった…」

か「すんません」

ゆ「今に始まったことじゃないけどな」

か「だよね。これが三女クオリティ」

ゆ「はあ…。まあ、あたしもドリブル技欲しかったし…。付き合うよ」

か「やったー!ゆみ大好きー!」

ゆ「はいはい」



姉離れしろよとは思うけど、お互いシスコンだし、それはまだしばらく先になるんだろうなぁ…。



とりあえず姉至上主義はやめてほしい。






…一時、仲が険悪だったなんて、誰も思わないだろうな。








(凍てつく闇の冷たさを教えてあげるよ!)
(何がしたいんだお前は)
(いや、ノリで)
(は?)
(あ…、はは…、紅蓮のほの、いやすみません)
(まだ何も言ってないよ、まだ)
(まだって!?)




次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ