荒波少女

□第22話 炎のストライカー!
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古「雷門イレブン!いよいよ沖縄上陸じゃ!」

『おーっ!!!』



フェリーに乗って、遂に沖縄!キャラバンから降りれば、当たり前だけどかなり暑い。


ジャージを脱いで、腰に巻く。これでよし。



「しろ君は暑くないの?」

吹「うん、大丈夫」

「鬼道は?」

鬼「問題ない」



2人共全ジャーにマフラーとマントって…見てるこっちが暑くなってくるよ…。


まあ無い方が逆に違和感を感じるんだけどね、見慣れてるし。



土「響木さんの情報じゃ、この辺りにいるんだろ?炎のストライカーは」

円「だからここでキャンプを張って、徹底的に探すぞ!みんなで聞き込みだ!」



目金は言うには、この辺の浜辺で炎を纏った凄まじいシュートが何度も目撃されているらしい。


炎を纏った凄まじいシュートっていうんなら、間違いなく豪炎寺だと思う。


なっちゃん曰く、監督もめぼしい情報が入らないから、後で合流するらしい。



秋「みんなで探せば、きっと手がかりが見つかるよ!」

円「秋の言う通りだ!がんばろうぜ!もちろん特訓も忘れないようにな!」

『おう!』



その時、ボールが跳ね上がったのが見えた。誰かサッカーやってるのかな?



「守兄ぃも鬼道も立向居も行っちゃったけど、あたし達はどうする?」

一「ダーリンはウチと行こ!」

一「えっ!?」



あ、一之瀬がリカに引き摺られてった…。凄い焦ってたど、大丈夫…だと思う。



吹「じゃあ美波ちゃんは僕と一緒に行こう」

土「じゃ、俺も」

「いいよ!」

春「木暮君は私とね!」

木「えー、何で俺がお前と…」

塔「ならあたしは秋と行くよ!」

秋「あとは目金君と壁山君ね」

目「わかりました」

壁「わかったッス」



それぞれ分かれて、地元の人に聞き込みや手掛かり探し開始!






まあ、そう簡単に見つかる筈もなくて、暑さで体力がじわじわ削られていく。



土「あっちーなあ…」

「だね…」



シャツで汗を拭う。前にも沖縄に来たことあるけど、やっぱりこの暑さには慣れないや。



吹「豪炎寺君だといいよね」

土「ああ。俺も久しぶりに会いたいぜ」

「そうだね!絶対強くなってるよ!」

土「なんせ豪炎寺だからな!」

吹「染岡君も豪炎寺君のこと好きだったよね」

「最初は染岡は豪炎寺のことを認めてなかったけど、尾刈斗中との試合で連携して、それからお互いに凄く信頼してるんだ」

土「へえ、そうだったのか。俺はいなかったからな。吹雪も同じじゃないか」

「ね、だからある意味染岡らしいな、なんて」

吹「また染岡君とサッカーしたいな…」

「いつか出来るって!」



その時、ピュウッという口笛が聞こえた。振り向けばそこに立っていたのは、


真っ赤な髪に、金色の目の少年………ていうか、



「(晴君んんん!?)」



何で晴君(本名は南雲晴矢)が沖縄にいるの!?何、偵察とか!?



南「そのジャージ、雷門中だろ?よお、かっこいいじゃないか。なるほどね、俺のこと探してたのって雷門中だったのか」



え、その口振りってまるで自分が炎のストライカーって言ってるみたいじゃんか…。



南「つまりさ、それって宇宙人と戦うってことだろ?」

土「何言ってんだ?」

吹「君は?」



いつもより低い声でしろ君が聞くと、ニッと笑った晴君…晴矢は名乗ると、



南「あんたらが探してる炎のストライカーって、多分俺。見せてやるよ!俺のシュート!」

「(えええええ!?)」



爆弾発言をして、凄まじい炎のシュートを放った。




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