荒波少女

□第16話 激闘!最凶イプシロン!!
3ページ/6ページ

角「イプシロン攻撃陣が雷門ゴールへ攻めあっていく!」


吹「来たな…、うっ…、ダメだ、出るなアツヤ!今はディフェンスに集中…、しまった!」



しろ君が抜かれた。いや、抜かれたんじゃない。動けなかったんだ。ゼル、メトロン、マキュアがゴールに迫る。



デ「『ガイアブレイク』だ!戦術時間2.7秒!」


ゼ・マ・メ「ラジャー!『ガイアブレイク』!」



強力なシュートがゴールへ飛ぶ。『旋風陣』で止めようとした夕弥と守兄ぃは一緒にゴールに叩き込まれた。



『!』


「守兄ぃ!夕弥!」


角「ゴール!雷門!先取点を奪われたーっ!!!」



角馬の実況が、なんか刺さる。



木「どうしよう、俺のせいで…」

円「大丈夫だ。まだ時間はある。走り続ければなんとかなる!」

「そうだよ!諦めなかったらまだまだいけるって!」

円「さあ!ここからだ!気持ちを切り替えていくぞ!」


『おう!』


木「キャプテン…。美波…のバーカ」


「何であたしだけバカなの!?」










角「まさに熱戦!両チーム激しいボールの奪い合いだ!」



土門がブロックに行って地面を切り裂くように足を振ると、地面から火か噴き出してボールをクリアした。



「新必殺技!?」


土「まあな」



いつの間に作ったんだろ…。あたしも…もっと強くなるためには…、アレを完成させないと。



目「まるで地面から噴き出すマグマ…、名づけて『ボルケイノカット』!」


「『ボルケイノカット』か…うん!かっこいい!」



ゼル「なるほど、私にもわかってきました。デザーム様の言葉の意味が」

デ「ふはははは!そうだ!魂と魂のぶつかり合い!それが私の求めていたものだ!」











マキュア「『メテオシャワー』!」


塔「うわあ!」



突破されたところに夕弥が立ち塞がった。



木「今度こそ止めてやる!『旋風陣』!」



今度は成功して、止めることが出来た。



「ナイス夕弥!」


木「おうっ」



そこからボールはしろ君へ。少し苦しげな表情をした後、また瞳が金色になった。



吹「ダメだ、アツヤっ…、!……『エターナルブリザード』ッ!」


デ「『ワームホール』!」



またさっきより威力は上がってて、いけるかと思ったけど止められてしまった。



吹「ちくしょおおお!!!」



焦りからかアツヤは吼えた。瞳はギラギラしてて、デザームを睨んでる。



「あ、アツヤ」

吹「くそっ。オレがシュートを決めねえと、決めねえと、オレに居場所は…」

「っ、アツヤ!」

吹「…美波」

「居場所ならあるから、あたしが居場所になるから!」

吹「美波ちゃん…」

「頑張ろう!」

吹「うん…、ありがとう」




次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ