頂き物・捧げ物
□夢主コラボ
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*三つ子ちゃんが黒衣の世界にトリップしたようです
*黒衣の時代軸は地区予選決勝直前
(※黒衣視点固定)
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ある日の練習後
いつもと同じように、自転車を漕いで帰る。
どうせ今日は鍵当番で遅くなるからと、他のみんなが帰った後に、部室の前でリフティングの自己記録に挑戦していたら、気がついたらだいぶ遅くなってしまった。
先生は誰も気がつかなかったのか、職員室も閉まっていて、まあ明日早くに来ればいいかとオレも気にしなかった。
正門も裏門も閉まっていたが、自転車を担いで乗り越える。
チビは今日は幼なじみの家に泊まるからいないが、意味もなくいつものように、学校よりは家に近い公園に寄ると、珍しいことに人がいた。
黒衣「……何してんの?」
「うわああっ!!」
気になって声を掛けると、随分驚かれた。
あ、そうか。
マント黒いし暗闇背負ってるからか。
そう勝手に自己解釈すると同時くらいに、
「誰?で、ここドコ!?」と聞かれた。
黒衣「オレは黒衣。ここは、えーっと稲妻町の外れくらいの公園」
「稲妻町ってことは別にトリップした訳じゃなさそうだね」
「え、でも‘こんなの’いたっけ?」
「……いなかったはずだけど…」
黒衣「……えと、」
「雷門中って知ってる?」
黒衣「まあ、生徒だから」
「……生徒ぉっ!?」
そういえば、こういう反応、よくされたなあ…。
身長と見た目がこんなだから仕方がないけど。
「じゃあ、サッカー部の円堂は?」
黒衣「あ、円堂の知り合い?
チームメイトだから知ってるよ」
「……やっぱ違うよ!‘こんなの’いなかった!」
黒衣「あの…誰?」
言い合いの隙間を見つけて声を掛けると、やっと名前を教えてくれた。
ついでに色々教えてくれた。
どうやらトリップしてきたこと、など。
取り敢えずではあるが、元の世界に帰れるまで3人を家に招待することにした。
黒衣「雷門からは遠いんだけどね」
かな「大丈夫!」
ゆみ「そういえば、時間軸はどの辺?」
黒衣「(時間軸……)帝国との試合前だよ。つっても、試合は明日だけどね」
かな「帝国と試合?」
黒衣「フットボールフロンティアの地区予選決勝。まあ、オレは出ないと思うけど」
かな「…原作ブレイク」
りな「ちょっ、かな!」
黒衣「ブレイクにはならないと思うよ。
要するに、その、一種パラレルワールドみたいなもんだろ?多分」
自転車を押しながら、家までおよそ20分の道を、他愛ない話しをしながら歩く。
誰かとお喋りしながら帰るのは久しぶりだから楽しかった。
家に着くころには、お互いすっかり打ち解けた。つか意気投合した。
黒衣「ここだよ」
かな「うわー、ボロい!」
黒衣「やっぱそう思う?」
りな「気にしないんだ」
黒衣「いや、下手にお世辞言われるよりずっといいし、オレも常々ボロいって思ってるから」
ゆみ「自分の家なのに?」
黒衣「まあ、オレも‘こんなの’だし」
ゆみ「意外と引き摺るんだ!」
黒衣「え、ホントのことだと思ったら、皮肉とかでも平気で引用するよ、オレ」
かな「まさかM…!」
黒衣「とは違うと思う」
今日は家には誰もいない。
この家に1人でいることはあんまりないから、思いがけず仲間ができて、ちょっとホッとした。
りな「家でもそれ、外さないの?」
黒衣「ああ、このマント?まあ、10年近くずっと付けてるし、外したら卒倒した友達もいたし」
かな「何なの?厨二なの?」
黒衣「んー、厨二ではないと言い張りたいけど、何かと言われると返答に困る」
かな「じゃあ厨二なんだね」
黒衣「どうしてそうなった」
ゆみ「それがかなだよ」
適当に夕飯を作ったら、案外沢山食べるから少し驚いたけど、似たような人を知ってるからあまり気にはならない。
それどころか、むしろ美味しそうに食べてくれて、嬉しかった。
りな「料理上手いね」
黒衣「ありがと。作るのは好きなんだ」
と、まあそんなこんな仲良く話していたら、突然3人の足元にぽっかり穴が開いた。
りな「え、まさかこんな急!?」
ゆみ「じゃあね黒衣!」
かな「また会えるといいね!じゃ!」
黒衣「え、あ、おう」
状況を理解する間もなく3人は落ちていき、穴はすぐに塞がった。
唐突にいなくなったけれど、何となく、また会えるような気がした。
皐月様!
改めまして相互ありがとうございます!
文才が無い為にグダグダな文になってしまった上、短編とは名ばかりのものが出来上がってしまいました…。
ちょいちょい黒衣のネタバレも入っている気もしますが、それは放置の方向でお願いします
一応青春期の三つ子ちゃんの話し方を真似てみたのですが…。
皐月様からの返品、訂正、苦情などはいつでも受け付けております!
こんなもので良ろしければ、どうぞ持っていってください!
これからもよろしくお願いします!
木ノ葉
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わー!ありがとうございます!画面に向かって頭下げ隊隊長皐月です!(おいこら)
私ですら扱いの難しい子達を、ここまで掴んでいただけるとは…。とても嬉しいです!
絶対三女はMとか厨二とか言いますね、はい(笑)。まあそれが三女クオリティ。
本当にありがとうございました!これからもよろしくお願いいたします!
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