荒波少女
□第13話 最後のワイバーンブリザード!
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雷門中に戻ったあたし達を、理事長と校長が迎えてくれた。それで、あたし達なら必ずなしとげられると言ってくれた。
理「とはいえ、休みも大切だ。短い時間だが、疲れた体を休めてくれたまえ」
というわけで各自解散で、あたしと守兄ぃはとりあえず家に帰ることにした。
「久しぶりの自分の部屋だー!」
ばたんとベッドに倒れこむ。旅に出てからは寝袋だったからなあ。なんか久しぶりな感覚。
洗濯物はさっき洗濯かごに入れてきたから、新しいの詰めなきゃ。
「あ」
さっ君に貰った手編みのペンギン柄マフラー。少し汚れちゃってる。けど、
「御守り代わりに持っていこう」
もう1回取り出したのをバッグに入れる。
バッグに荷物を詰め終わらせて、財布に貯金箱から出したお金を入れてポケットにいれる。
マックスあたり八つ橋以外にも欲しいとか言いそうだから、商店街のGマートに寄ってからお見舞いに行こう。
階段を降りてリビングを覗くと、守兄ぃはいなかった。部屋にはいなかったし、どこ行ったんだろ…。
「お母さーん、守兄ぃは?」
温「守ならもう行ったわよ。確か入院した子達のお見舞いだとか」
「ええ…」
一緒に行こうと思ってたけど仕方ない。1人で行こう。
そしてつきました稲妻総合病院。ちなみに買ったのはポテチとじゃが○こ。入院食の栄養バランスがちょっと崩れるかもしれないけど、ちょっとならいいよね。
「半田達の病室は…、っと」
あった。てか今さらだけど5人とも同室って凄いよね。
「失礼しまーすっ!」
半「あ、美波じゃないか!久し、マ「さっきまで円堂いたよ」
おいマックス!なんで遮るんだよ!」
「相変わらずだなー、マックスは」
てか守兄ぃとはすれ違っちゃったか…、ま、いっか。
「あ、そうそう、京都で八つ橋買ってきたんだ!」
宍「八つ橋ですか!?」
「ほら、いろんな味買ってきたんだ!ニッキとかチョコとかイチゴとか!」
マ「で、他には?」
「ふっふっふ、そう言うと思ってさっきGマートでポテチとじゃが○こを買ってきたのだ!」
マ「流石は美波、なんかのど渇きそう」
「う…、飲み物くらい我慢してよ!」
守兄ぃみたいにそこまで無駄遣いをしてないとはいえ、財布がキツイ。
少「先輩!漫遊寺中に行ったんですよね?」
「漫遊寺かあ…、校舎とかが古風だったかな。あと心と体を鍛えてるとかどうとか」
少「そうなんですか!僕も行きたかったなあ…」
「じゃあいつか行こうよ!イナズマキャラバンでさ!」
少「はい!」
言わなかったけど漫遊寺では夕弥と再会したんだよなー。流石にワックスと落とし穴には驚いたけどね。
影「あ…、お土産俺の分もある…」
「当ったり前だよ!影野だって大事な雷門イレブンの仲間なんだからさ!」
影「ふ、ふふふ…、俺、存在感あるのかな…」
「…あるある!(たまにいるかいないかわかんないけど!)」
マ「何今の微妙な間」
「言うな!」
半「それにしてもエイリア学園倒しながら全国を旅行出来るなんていいよなー」
「いやー、観光とかはあんま出来ないよ?大抵練習だし」
半「まあそうだよな。そろそろ行くんだろ?」
「あ、うん」
さっきなっちゃんから来たメールに、皆河川敷で練習してるってあったしね。
半「頑張れよな!」
マ「お土産よろしくー」
宍「また来てくださいね!」
少「応援してますから!」
影「……頑張って」
「おう!それでまたサッカーやろうぜ!」
そう言って、あたしは病院を出た。
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