*警告なしに暗いのからポジティブな物まで何でもありです。
ぽいぽい放り投げ中。

タイトル五十音ショートカット
[ non title お題]

 

again


初恋が実らないなんて知ってたよ。
知ってたけど、最初に彼を好きになったのは仕方なかったんだ。

どんなに苦しくても、悲しくても。
好きになってしまったの。
それでもきっと、彼を好きだった初恋を忘れない。


いつか無くなる。


続いている物はいつかは終わる。
形ある物が崩れ落ちる様に。


いつかの。



忘れないで。
君の隣を歩いていた私の事。

憶えていて。
握った掌の温度。

忘れゆく記憶の中で。

捨ててしまう前に一度だけ。
もう一度だけ開く記憶であって。

開いた後に、悲しいけれど捨ててしまっても良いから。

あの時の気持ちだけでも覚えていて。


in the real world?


いくら夢で会えたとしても、嬉しくないの。

私だけを見てくれて。
私にだけ優しくて。
私にだけ笑ってくれて。
私だけを抱き締めてくれても。

私の好きな本物の貴方は、私を見てくれないから。
余計によけいに、悲しくなるの。


嘘吐き


好きだよ。

いつか必死で嘘吐いた。
それがバレたら?

それがバレても。
きっと僕が僕である事には変わらない。

君の中で僕が黒く塗りつぶされて。
真っ黒に塗りつぶされて。

やがて消えてくだけ。
そして忘れられるだけ。

でもね。
僕は憶えてるよ。

君の事、忘れないよ。

好きだよ。

知ってるよ。
自分でわかってる。

狂いたくなる程好きな事。
それがどんな意味があるのかも。

信じてる、なんて。
簡単に言わないで。

痛いから。
膝を擦りむくよりも痛いから。

それを裏切った時の君の顔が怖いの。

その目の呆れが蔑みが。
それが僕に向けられるのが恐いの。

君の中で僕が黒く塗られる。
それが恐いの。

綺麗なその目と合わないのが恐いの。
綺麗な声で罵倒されるのが恐いの。

世界でたった一人。
君にだけは憶えていて欲しい。

嘘吐きだらけのこの僕が。
ありったけの勇気を振り絞って本当を言う事。

呆れて君は笑うけど。
その笑顔が苦しい。

嬉しいのか悲しいのかわからないけど。
笑って欲しくて嘘を吐く。
本当だけどね?

嫌われたくない。
薄っぺらな精一杯で君を笑わせる。

好きだよ。
掠れた声は、届いたかな?

何、なんて聞かないでね。
どうせ嘘だから。

本当だけどね。

君は知らないだろうから良いの。

僕の嘘は全部本当だよ。

泣きたくなるほど君が好きだよ。


生まれくる君に


母の胎(はら)で待ちなさい。
世界中の幸せを 束にしても叶わぬあなたの幸せを。


俺がいない未来でも、君は幸せに。


いつまででも一緒だって思ってた。

君が泣きたくなる様なものから守るのが、俺の役目だと。
一生それが続くのだと。

俺が笑えるものを守ってくれるのが、君だと。
十年先でも二十年先でも。

君が隣にいると。
思ってた。

呆気ない程簡単に終わりが来て。
俺は君の手を握れない、遠いところへきてしまった。

俺の事を忘れないで。

どうか来るなら、くしゃくしゃになってから。
幸せだったと胸を張れる様になってから。
笑って迎えられるかわからないけど。

君が笑うとこ。
君が泣くとこ。

ここから見てるよ。

どうか俺の分まで幸せに。


on/off


ただ。
あなたの声を聞くだけでこの心臓は反応するのです。

今まで鼓動は打たなかったのかと問いたいほど。
(実際、そんなことなどありはしないのに)
判断もする前に、心臓が大きく動き始めるのです。
送り出された熱い血が、じんわりじわりと広がって。
爪先から指先まで。
動き始めて、私はようやく息をするのです。

あなたがいなければ、私は。



生きてはいないのでしょう。


 

昨日より今日の方が、明日の方が


目を閉じて 祈り続ける
今この時が永遠に続きます様に

手を組んで 祈り続ける
今この時間が止まりますように

目を開いて 手を解いて
祈るのを止める

今より幸せな時間がある事を信じて
今より好きなあなたがいると信じて


君が好き


こんな事になるのなら
もっと言っておけばよかったよ。

君はこんなにも愛されていると。
その証拠を。


君と二人で


君がもう傷つきたくないと言うのなら。
ここから逃げ出したいと言うのなら。

逃げるよ。

君を連れて。
誰も追って来れないところまで。

(残された人達なんて知るもんか。
大切なのは、君だよ)


君は君。僕は僕。


君の為に生きられない僕をどうか殺して。


君は幸せでしたか?


彼が幸せであるかどうか。
それを決めるのは僕じゃない。

そうだね…。
彼が死んだ時、聞いてみようか。


こんな時間が続きますように。


大切に大切に祈ってた。
私の気持ちが一方通行であるように。
あなたが私を見ませんように。

これ以上好きになりませんように。
好きすぎて気持ちに押しつぶされませんように。


 

最愛


最高に醜く、純粋な僕の愛をあげる。


錯覚


君を、世界で一番幸せにできるのは僕だと信じてた。
君の背中を見るまでそう思ってたよ。

視線の先に他の男がいるなんて。
考えたくなかった。
思いたくなかった。

僕を見てると信じたかったの。


四季折々 ―春―


春の日だまりの中。
笑ってた君を憶えてる。

陽に透けた髪の先とか。
白い輪を描いていたとか。

そう言えば、寝癖もついていたっけ。
変に飛んでた髪があった。

一目惚れじゃない。
違うったら!

ただ目が離せなかっただけだよ。
本当に。


四季折々 ―夏―


夏の木陰。
全身で暑がっていた。

力を抜けるだけ抜いて。
頭だって働いていなかっただろう。

何度も声をかけたのに。
気づいてなかった。

眠ってた?
本当に?
どうせ嘘だろ。

落ちてきた虫に驚いて 飛び起きたじゃないか。
文句言われたって僕のせいじゃない。

それに君、ずっと笑っていたじゃないか。


四季折々 ―秋―


秋の並木道で、枯れ葉を踏みつけてた。
知ってるよ。
煩かったから。

こどもみたいに足振り上げて。
舞った葉の中笑ってた。

一緒に飛んだ虫見つけた泣きそうだったよね。

え?
虫はもう良い?

そう それは失礼。

秋晴れと笑顔が似合ってたよ。
泣きたくなる程。


四季折々 ―冬―


冬の夜中。
星の下で震えてた。
引き攣った顔で笑いながら。

今だから言うよ。
すごくブサイク。

言ったら怒られるから言わないけどね。
きっとずっと。

繋いだ手が冷たくて 放したかった。
手袋してた方があったかい。

心は今の方が あったかいからこれで良いや。

君はずるいね。
両方とも温かいだろう?

あ ウソ。

泣いてるから心は寒いのかな。
手を放したらもっと寒そう。


何度もなんども繰り返そう。
君といた軌跡を。

本当だよ。
嫌って言ってもついて行くから。

できれば横で君の顔見ながら歩きたい。

え?
なに?
まだ言ってない事?

ああ、そうだった。
大切な事。

「ありのままの、君が好きです」


すりぬけた


だって、あったはず。
僕にもあなたにも。

まばゆい記憶の数々が。


世界の見え方


お前が見ている世界が全てと思うな。
相手の浮かべた表情が、伝えてくる言葉が全てと思うな。
自分の認識が世界だと思うな。
嘘偽りが折り重なった物だけが真実と思え。


絶対無敵無力


悲しいの?
苦しいの?

笑ってなんて言わないよ。
好きなだけ泣いて喚けば良い。

僕は傍にいるよ。
ずっとずっと傍に。

「どっか行って」なんて言わないでね。
寂しくなるから。

顔を見られたくないなら背中合わせ。
温度が欲しいなら腕の中へ。

大丈夫なんて言わないよ。
ただ、傍にいるよ。


世界は全てにおいて平等だから


私が死んでも世界は回る


そうしてただ、


そうしてただ

そうしてただ



あなたは私を見つめるだけ



そうしてただ

そうしてただ



あなたはわたしにキスをするだけ



そうしてあなたは至近距離でわたしに微笑んで



何も言わずに愛を伝えるだけ


そして全部消える。


世界中の人間が半分に減ってしまえば良い。
消える人間に僕が入っていると良い。


その為に何を懸ける


言ってみろ!


お前の口で
お前の言葉で!

すべき何かをじゃない
何を成したいのかを!!


それができないのは臆病で。 それができないのは損得を考えてしまうから。


もっと他人(ひと)を信じて生きられたら幸せなのに。


それすらも言わないけれど。


貴方は私のスイッチなのね。
どんなに泣きそうに辛くても。
貴方を見ると、いつもの私に戻れるの。

ありがとう、なんて言えないけれど。
代わりに想うの。

大好きよ。


それを恋と呼ぶのか愛と呼ぶのか。


好きだと思った時にはもう遅く。
こんこんと湧き出るその気持ちを抑える事はできない。

ただ勢いのままに流される後の悔いを知っているのに。
海に放り投げられた小瓶のごとく。
その気持ちに翻弄されるしか無い。


 

だからと言って、何もできないけれど。


早く死んで!あの時の私!!


ただ頑なに


両の手で耳を塞いで

聞こえたのは心臓の音
流れる血の音

両の目の瞼を降ろして

見えたのは暗がり
流れる血の色

手が逃れたのは君のてのひら
閉ざした耳で逃げたのは君のこえ
閉ざした目が逃げたのは君のえがお

逃れたのは何よりも欲しかったもの

手に入れたのは自分だけの孤独な世界
それしかいらないと泣いた自分


だって人間は不完全だから。


良いんじゃないかな。
僕にできる事と君ができる事は違う。

僕は君が知らない事を知っている。
君は僕が知らない事を知っている。

それだけだ。
そこに優劣はあるのかい?


ちっぽけな生き物だから。


空からでさえ人間が見えないと言うのに。
どうして。

その上にいる神様に人間が見えるというのか。


塵芥にしか見えなくて。


ただ静かに泣く君に。
ごめんもありがとうも言えなかった。

泣いて喚いて罵ってくれれば楽なのに。

「そう」

静かに受け入れてもらえる方が辛かった。
流れる涙の意味が、痛い程伝わってきて。

「愛してたよ」

言いたかった。
けれど泣く君を見ていたら、この気持ちなど。


通じないのね。


何を言っても通じなかった。
宇宙人じゃないの?
その嫌味すら。

暴れて。
息が乱れるまで叫んでも。

あなたには何一つ。


常に一方通行



「あなたが好きよ」

「僕は嫌い」

「この気持ちをわかって」

「君の気持ちを押し付けないで」


つまりはもう手遅れ


ああ、どうしよう。
君を好きになる方法がわからない。


手作り迷路


出られない出られないと泣いていた僕。
蹲ったままだった。

見えない見えないと泣いていた僕。
目隠しをしていたのは自分の手。


透明献花


多分、あなたは冗談混じりの本気でしょう?
知っているけど気にしないふりをした。

多分、あなたは知らない。
その言葉を言われる度に、私は私の中で何度もなんども繰り返し私を殺す。

死に逝く私の姿を見ながら。
私は何でもない様に笑って見せる。

血にまみれた私の死体を踏みつけて。
それでも尚。
私は笑い続ける事を。

あなたは多分、知らないでいる。


届かない


だから手を降ろせなかったの。
伸ばし続ければいつか、貴方がこの手を取ってくれると信じていたかったの。
降ろした瞬間に指の先が擦れ違いそうで怖かったの。


 

流れ星


星を落として君が笑えば、僕は幾つもの星を流すよ。


名もなき


知らないでしょう?
あなたに会った時の心臓の苦しみを。

喜びに震える振動を。
どれ程あなたに会いたかったかを。


偽者の君に酔う


夢と知りながら覚めずにそこにいられたら。
現実に戻りたくないと抵抗した成果が得られたなら。

そのまま甘い泡沫に呑まれて消えてしまえれば良い。

望むものが全て在る世界に。
全てが暖色に映る世界に。

僕を拒むものなど何一つ無い世界に。

出来ない事と知りながら。
今日も僕はまた眠りにつく。

拒絶を示す世界に。
寒色の世界に。

そこにいる君を置き去りにして。

今日も僕は夢で君に出会って笑う。


名前を呼ぶ声


ただ傍にいて欲しいとだけ願った。

それは綺麗とも醜いとも言う恋心ではなく。
あえて近い物で表すならば征服感だったが、それともまた違う感情である事は明白だった。
他に何と言えばいいのか、当てはまる言葉が無かった。

四六時中隣にいられると邪魔だった。
終始隣にいないと不安定になる自分を自覚していた。
だから。

傍にいて欲しいと思った時に傍にいて欲しい 。

例え地球の反対側にいようとも、望んだ時に光の速さを越えてその腕に抱いて欲しかった。
自分勝手などではなく、ただただ単純に。
何よりも優先にして欲しいだけだ。
我侭なのではなく、ただただ単純に。


あなたがすきだから、 いてほしいときにだけなまえをよぶ。


 

はなればなれ。


憐れまないで。
惨めになるから。

優しくして。
同情でもいいから。

誰か助けて。

傷など一つもない私を。


バイバイセンキュー


もう逢う事のない君へ。
もう話す事のない君へ。

一つだけ言わせて下さい。

伝えられなかった言葉。

「愛しています」

届きますように。


一人の冷たさ


手を離して気づくの。
握っていてくれた手がどれ程温かかったのか。

その手がある事が、どれだけ幸せだったのか。


氷河期


どれ程辛い事でも。

それを乗り越えたら。
それに耐えられたら。

確かに自分に自信になるから。


振り返れば君がいる


貴方は行ってしまうのね。
あの月の向こう。

私の目の届かない場所。
私の触れられない場所。

貴方は振り返らずに。
月の裏側。

私の知らない場所。
私の行けない場所。

一周すれば戻ってくるの?

今日も私は待ち続ける。


help me!


誰か助けて。
ここから出して。

誰か抱き締めて。
できぬならこの手を取って。

この寒さを遠ざけて。
温かさを頂戴。

嘘でも偽りでも。
悪魔でも死神でもいいの。

優しさを頂戴。
ぬくもりをちょうだい。


ここから救い上げて。
できぬならいっそ、


 

無自覚殺人鬼



あなたが私を忘れる事は。
あなたの頭の中で私を殺したという事。

ねぇ。
それがわかった今でも。

あなたは私を忘れますか?


無情で無慈悲な


僕らの出会いで世界の何が変わったわけではないけれど。
僕の世界は劇的な変化を迎えたのです。

これからの、未来が。
幸せな色に変わったのです。
それは世界が滅ぶ悲しい色の未来だったとしても、変わらないのです。

世界が僕らに無干渉の様に。
僕らは世界に無干渉なのです。


 

役に立たない唇


この想いを伝えたいのに。
伝えたい言葉が無くて。

抱き締めて重なり合った心臓から、この気持ちが伝われば良いのに。


夢見るたまご


たまごの中で孵るのを待つヒナの様に。
汚れを知らぬまま、先に訪れる未来を夢見れればいい。

恐怖も知らず。
絶望も知らず。

安堵も知らず。
幸福も知らず。

雲の無い青空の様に迷子に。
何も描いていない画用紙の様に。

孵ってから見る世界を夢見れればいい。

そして、そのまま。

何も見る事無く終われば良いのに。


 
 

non title



・作り笑顔も有効ですか?


・世界中の人が。
 自分が。

 好きだと思った瞬間に。
 好きだと思った人の手に。

 ほんの指先だけでも絡ませる。

 そんな愛しさを持って生きて死ねたなら。

 世界はなんて愛おしいんだろう。
 世界はなんて優しいんだろう。


・全の為に一を殺す事が正義なのですか?
 一の為に全を捨てる事が正義なのですか?

 一の為の全にも、全の為の一にも触れない僕は何なのですか。


・いつかどこかの記憶の片隅に沈むキミの笑顔。


・ゆらりゆらりと叫ぶ。
 君がいない。


・世界の果てが手招きしている様だ。


・月曜日症候群


・星時雨


・反省しているよ。
 水たまりより浅く、打ち上げられた魚が跳ねるように懸命に。
 愛を吐くくらい醜く、言い訳が言えるくらいに。


・永延のはじっこを引っ張ったら。


・笑わないでね。
 僕らが数えた流れ星の数を。


・なんて綺麗なこの世の終わり。


・笑わないで。
 いつでも全力疾走の僕らを。


 

矛盾した二つの四題


「ピュアホワイトの暗闇」
「絶望が明日を連れてくる」
「屍の上から見る明日」
「この世の絶望を全て、噛み締めた幸福な笑顔」

 半端に四つです。
 順序不同、単品使用可。


白と黒の五題


「窓越しの天国」
「世の最果てで君と出会う」
「共に闇の中へ」
「絶望の光」
「この手をとって、くれますか?」

 単品取り扱い、順序不同可。


梅雨の五題


「灰色の濃緑」
「雨音に掻き消された、」
「紫陽花の蔭で」
「足下の波紋」
「傘越しの距離」

 単品取り扱い、順序不同可。


別れた二人の旅 五題


・ねぇ、僕ら(私達)の始まりを憶えてる?
・孤独な背中
・終わりを告げた絆
・笑顔の終焉
・誰も知らない旅路

 単品取り扱い、順序不同可。






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