原作沿い2

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「ない。」
「え?」
「ないわ。」
「何がですか?」
「あかん…男の趣味悪いで、ぎょんぎょん。」


【新武器の威力】


なんだか、とても聞いてはいけないものを聞いた気がする。
私がじゃなくて…西君が。

「…。」

恐る恐る振り返ってみれば…

「うっ…!」

すっごく不機嫌な西君の姿。

「好き勝手言ッてくれてンじゃねーか…てめぇ…」
「に、西君落ち着いて…」
「落ち着いてるけど?」

喋り方は落ち付いてるけど顔が落ち着いてないよ…!!
すっごい怖い顔してる!

「俺から見ればてめぇも相当やばい男なンだけど。」
「はぁ?お前よりはマシやろ?」
「あぁ?」

二人の間に火花が散っている。
これはもう、どうすれば良いんだろう。

「きっ…京。」
「ん?」
「せ、星人と戦わなくて良いの?」
「別にアイツらに任せとけばええんちゃう?」
「え…えぇ…」

私達は新しい武器の使い方を知りたいだけなのに…。
うー…

「桑原さーん!」
「ん?」

私はとりあえず桑原さんに呼びかけてみた。
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