原作沿い2

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「まぁ、今回は見とればええわ。」
「でも…」
「俺らに任せとき。」

京さんと男の人…桑原さん…はそう言って大阪チームの人達と星人のいる方へと歩いて行った。


【大阪の戦い方】


「オラァッ!」
「はーッはッはッは!気持ちえーッ!!」
「そいつ俺にくれやッ!」

彼らの戦い方は凶悪としか言いようがなかった。
星人を殺す事を思い切り楽しんでいる。
西君よりも…タチが悪い。

「なんて酷い有様だ…。」

桜井さんが周りに転がる死体を見て口を手で覆う。
道の端では降参している星人達を並べて、一斉に撃つという非道な行為も見えた。

「あ゛ッ!やッ!!」
「ん…?…っ!?」

女性の苦しむ声が聞こえたから振り向いてみれば、そこには女性の外見をした星人を犯す桑原さんの姿。

「おッ、すッげ。」
「く、桑原さ…」
「ん?」

思わず名前を呼んでしまった。
桑原さんはチラッと私に視線を向ける。

「おぉ、ぎょんぎょん。どないしたん?」
「あ、あの…な、何…を…?」
「へ?何って見れば分かるやろ?」

信じられない…。
こんな…こんな事をする人がいるだなんて…。

「なんや…興味あるんか?」
「っ!?」

桑原さんがニィッと笑って私を見つめる。

「後で可愛がったるから待っときや。」
「けっ…結構です!」

私はこれ以上見たくなくて、桑原さんの前から去った。
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