原作沿い2
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「あッ!」
「おオッ!」
小さな部屋で、大きな戦いが続く。
【新メンバー!?】
「桜井、持ち上げるぞッ!」
「あッ、はいッ!」
桜井さんと坂田さんがあの女の人を持ち上げ…持ち上げ…!?
少し前から気になっていたけれど、この二人はとても不思議な力を持っている。
まさかこんな事までできるとは思わなかったけど。
「脳血管をやるッ!!支えててくれッ!」
「はいッ!」
皆が二人の不思議な力に戦う事を忘れている中、氷川さんだけが動いた。
私はそれに気付き、桜井さんの前に氷川さんよりも先に回りこむ。
「駄目っ…!」
「ちぃっ…!」
氷川さんの持っている刀が私に向かって振り下ろされる…かと思ったら、
「うあっ…!」
桜井さんの声が聞こえた。
見れば、刀を軌道を変えて桜井さんの腕を攻撃する氷川さんの姿。
桜井さんはただ強く打たれただけで何処も斬られていない。
本当に良かった。
「大丈夫ですか…?」
「う、うん…ありがとう。」
あの女の人が二人の力から解放され、床に着地する。
直後…
♪あーたーらしーい あーさがきた
あの曲が流れだした。