原作沿い2

□59
1ページ/6ページ

「ほんとに…」
「俺か…」

最初は坂田さんの採点。
表示された105という数字。


【100点越え続出】


「100点か!?」
「ほんとに100点だ。」
「どうなるんだ…一体…。」

皆が驚きを隠せないでいる。
私達は、驚いてはいない。
まぁ、私が取っちゃったから…なぁ。

「この…100点めにゅーッて…。」

レイカさんが気になったように指をさす。
直後、表示が変わった。

「自由になれるッて…もう…ここに来なくていいんだよ。」

鈴木さんがニコッと坂田さんに微笑む。
坂田さんはいつだって優しいなぁ。

「より強力な武器が魅力的だな…。」

和泉さんは…なんというか、和泉さんらしいなぁ。
だけど、坂田さんはもう何を選ぶか決まっているみたいだ。

「桜井を…桜井を生き返らせてくれ…。」

…チェリーさん……桜井さんは、死んだ。
オニ星人の仲間にやられてしまったらしい。
坂田さんは、色々と桜井さんに慕われていた。
多分、何か深い関係で結ばれているような気はしていたけど。
いつも、一緒だったから。

「自由にならなくていいの?」

鈴木さんが驚いた表情を向ける。
まぁ、そうだよね。
だけど、なかなか桜井さんが転送されてこない。
坂田さんが怒鳴る。

「大丈夫ですよ。」

私がそう言った直後…

「大丈夫…出てる出てる…。」

桜井さんが姿を現した。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ