原作沿い2

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「くっ…!!」

倒しても倒してもキリがない!!
一体これ…何匹いるの!?


【黒服再び】


「俺に近づく奴はぶッ殺す!!」

西君の表情にも焦りが見える。
この状態は、やっぱり西君にも相当きついらしい。
三人とも、不可視効果を切って出てきてしまった。
どうしてかと思ったら、

「お前一人に無理はさせねぇよ。」

と稲森さんが笑った。
姿を見せている私だけが…狙われるから。
そういう事?

「私、囮で良かったのに…。」
「馬鹿。お前を囮なんかしねぇよ。」

ボソッと呟けば、北条さんが目の前に出てくる。
そして、私を三人が囲む形になる。
多分、守ってくれようとしてるんだ。
だけど…

「私も戦いますもん。」

私だって戦える。
私は稲森さんと西君の間から手を出して星人を撃っていった。

「ぜぇ…はぁ…」

数分後、やっとの事でここにいる星人を全滅させた。
皆の顔に疲労が見える。
西君も汗ダクダクだ。
本当なら休憩をとりたい…だけど、そんな暇はない。

「今回…数がやべぇよ…」

稲森さんの言う通りだ。
休んでいる間にまた囲まれてみろ…絶対誰かが負傷する!!

「…!」

少し遠くに見えた四人組。
あれは…稲葉さん達…?

「おい、次あそこ行くぞ。」

西君がコントローラーを見ながら私達に指示を出す。
そこは、稲葉さん達が向かっている場所だった。
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