原作沿い2

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「こいつらみんな敵だッ!」
「撃て撃て!!」
「ちょッ、ちょッ!!」
「どうする!?」

仲間同士の戦いが始まった。


【敵対】


「おらおらァッ!!」

西君が私と稲森さんと北条さんに向かってXガンを放ってくる。
かろうじて避けているけれど、西君は本気だ。
本気で西君は…私を殺そうとしている。
私達は本当に敵になったんだね。

「…っ…」
「ぎょぎょっ!泣くのは後だ!!」
「今は避ける事だけ考えろ!」
「…はいっ…!!」

稲森さんも北条さんも銃から逃げるだけ。
西君を撃とうとはしない。
多分、私の事を考えての行動なんだと思う。
優しすぎる二人。
もし、私のせいで二人が死んでしまったらどうすれば良いんだろう。

「西君は…」
「あぁ?」
「西君は本当にあの子を殺そうと思ってるの!?」

どうしよう、泣いたら駄目なのに。
泣いたら視界が悪くなって避けれなくなるのに…

「点数稼ぐためには仕方ないだろ。」

涙が止まってくれない…!
ずっと、ずっと一緒だと思ってた…。
ずっと西君と笑ってられると思ってた。
だけど…

「邪魔するなら…ぶッ殺す!!」

西君は…私を簡単に殺せるんだよね。
無理して付き合ってもらった…罰なのかなぁ。
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