原作沿い2

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「人間じゃないスか。」
「どうみても普通の女の子だ。」
「まァ、たぶん人間に見えても…きっと中身は違うんだろうな。」

皆が口々に感想を言う中、

「ガンツ!!ガンツ!!先に転送してくれッ!俺を一番先に!!」

玄野さんが叫んだ。


【ミッション相手は人間】


転送されたのは、いつもと同じ知らない場所。
だけど…

「あれ?ここッて…」

何人かは見覚えがあるらしい。
あれ、玄野さんは?
一体何処へ行ってしまったんだろう。
そう思っていると、

「先回りしたんだろ…」

と和泉さんが小さな声で言った。
先回り…?

「今回のターゲットは…玄野の彼女だ…。」

…何…それ?
でも確かにチビ星人の時に…あの画像と同じ人が玄野さんの傍にいた気がする…。

「今回は玄野がターゲットみたいなもんだ。油断してるとやられるぞ。」

どうして、玄野さんの彼女が…。
もしかして、嫌な感じがしていたのはこれだったの?
私は服をギュウッと握りしめる。

「玄野は敵だ!!真っ先に玄野を仕留めろ!!」

人間を…殺す?
私と同じ、人間の女の子を…殺す…の?

「面白そ…」
「…!?」

ボソッと聞こえた西君の声。
西君…本気…なの?
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