原作沿い2
□48
1ページ/5ページ
「よぉ。」
時が止まったのが分かった。
何で…どうして…
「また会ったな。」
何で黒服の人が、ここにいるの。
【金髪さんがやってきた】
朝、普通にいつものように起きた私。
学校に行くために準備をしていた。
「今日も学校頑張ろう…。」
稲森さん達が来るまでまだまだ時間はある。
あの三人はまた言い合いをしながら迎えに来るんだろうな。
そんな事を考えて思わず笑う。
「あ、そうだ。」
今日が寒いかどうかだけ見ておこう。
その方が出る時良いかもだし。
そう思って外に出た。
そして、そんな私を待っていたのが…
「よぉ。」
黒服の、あの金髪さんだった。
・
・
・
「…。」
西君達に害が及ばないように、今日は学校を休む事を伝える。
お見舞いに来ると言ってくれたけど、学校とバイトにちゃんと行ってくださいとも伝えた。
病院に行くつもりなのでいないかもしれません。とも。
「…。」
嘘ばっか。
私は熱いお茶を持って、金髪さんの待つ部屋に向かった。