原作沿い2
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「とりあえず一旦逃げるぜ。」
「う、うん!」
西君と一緒に恐竜から逃げる。
死ぬわけにはいかない!
【恐竜VS人間】
でも、何処に逃げれば良いんだろう。
そう思っていたら…
「こッちだ。」
西君が新メンバーのいる方に走っていく。
何を考えているのか、分かった。
「あいつら…囮にすンぞ。」
「……分かった。」
新メンバーを囮にするのには慣れた。
慣れてしまった。
西君がいない間だけの残酷な私…のつもりだったけど、
「姿消して、狙おう。」
一度残酷になった思考は、無くなってくれないらしい。
ごめんなさい。
私達、15点取らなきゃいけないんです。
15点取ったら、守ってあげます。
だから…
「なんだッ?これッ怪獣?」
「えッ?恐竜?」
「本物…?」
「Dinosaur?」
それまで私達のために襲われてください。