原作沿い

□40
1ページ/4ページ

「…え?」

部屋には、たくさんの人がいた。


【多くの新メンバー】


まぁ、そりゃそっか…。
あんなに大量に人が死んだんだもんね。
むしろ、これだけしか来なかったのかが正解な気がする。

「何だこの人数…。」
「まじかよ…。」
「…ふーン。」

稲森さん、北条さんは目を見開いて来た人達を見つめている。
西君はニヤニヤしながら見ていた。

「あっ、玄野さん。」

横に玄野さんが転送されてくる。
すると玄野さんは立ち上がり…

「和泉ィッ!!」

と誰かに掴みかかった。

「玄野さん!?」
「和泉ィ!てめェッ!!」

周りの人が「誰か止めろ」「知り合い?」と騒ぐ。
玄野さんと和泉と呼ばれた人は殴り合いを始めた。
…和泉?
すごく聞き覚えのある名前だ。

「おいおい、マジかよ…。」

ボソッと西君が呟き、顔を見れば驚いた表情をしていた。
私はスーツを急いで着て、玄野さんと相手の間へ割り込んだ。

「「!?」」

玄野さんと和泉さんの拳が背中と顔に当たる。
まぁ、痛くはないから良いんだけど…。

「おいおい!女の子が割り込んでったぜ!?」
「マジかよー。」
「「ぎょん!」」
「何やッてンだぎょぎょん!?」

何やってんだって…だって、痛いのって嫌じゃない。
私は動きを止めた二人を見て安心する。
すると、

「!」

顔の横に拳が放たれた。
玄野さんが倒れる。

「く、玄野さん!」

なんて卑怯な…そう思って和泉さんを見て、確信した。
何処かで聞いた事がある名前。
そうだこの人は…

―俺は和泉紫音。よろしく。―

「久しぶりだな、ぎょん。お前もこの部屋の住人だったのか。」

和泉紫音…さんだ。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ