原作沿い

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「今日はお出かけでもしようかな。」

朝起きた私は服を着替えて新宿に向かった。
悲惨な出来事が起こる、今日この日に。


【一人でお買いもの】


今日は服とか買ったりしたい。
西君は一体どんな服が好きなんだろう?
いや、そもそも西君に服の好みとかあるんだろうか。
でも、良い印象を持つ服とかはあるよね。

「うーん…。」

そう思いながら服を選ぶ私。
そして、西君を思い浮かべた。

「多分…西君は派手なのは好まないよね。」

っていうか、そんなの西君を見れば分かる。
絶対地味なのが好きだ。
私も地味なのが好きっていうか…派手なものは似合わない。
自分を鏡で見れば分かる。
前髪を切るつもりもないし…顔半分隠れて服が派手とかおかしいもんね。

「どうしようかな。」

服に悩んでいると、遠くから店員さんが笑顔で近づいてくるのが見えた。
やばい、私の苦手な展開だこれ。

「何かお探しですかー?」

うぅ…やっぱり私に声をかけに来たんだ…。
私は口元を笑ませて、店員さんに振り向いた。
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