原作沿い

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「それではなぞなぞ一問目。」

死ぬわけにはいかない。
私は何としてでも、このなぞなぞに勝たなければいけない。
あの二人が…来てくれるまで!


【さぁ問題です】


「5人でかくれんぼをしています。2人見つかりました。さぁ、残りは何人?」

意外と普通の問題だった。
私は少し考える。
そして、口を開いた。

「2人…ですよね?」

チェシャ猫が目を見開く。
「何故?」とでも言いたいような顔だ。

「5人でかくれんぼという事は、一人は鬼。隠れるのは四人。つまり、まだ隠れているのは二人です。」
「あは…あはは、お見事!結構皆最初でつまずいちゃうんだけどなぁ。」

不思議だ。
この人を星人だと思えない。
見た目はゴシック系な衣装に身を包んだ青年。
そしてこの日本語の上手さ…。
多分それが、今までの相手を油断させてきたんじゃないかと思う。
いつ来たのかは、知らないけれど。

「それじゃあ二問目いこっか。」

星人だとは思えない。
それなのに、何でこんなに怖いんだろう。
死と隣り合わせのクイズ。
二人とも、早く来てください…お願いします…。
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